尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

ブログ開設半年の総まとめ②

2011年10月02日 23時40分20秒 | 自分の話&日記
 昨日の続き。同じことを書いてると飽きてくるので、ずいぶんいろいろなことを書いてきた。それを自分で整理して提示したい。検索でヒットして一日だけ読んだ人にのためにも。

本の紹介Ⅰ
 「本」というカテゴリーですべてひとくくりでいいのか。原発関係の本はそれでまとめてるし。とりあえず。最初に本の紹介で書いたのは、森まゆみさん。「森まゆみさんの本①」「森まゆみさんの本②」「原田病日記ー森まゆみさんの本③」と3回書いた。それから「カズオ・イシグロを読む」でイシグロ全作品を読んだ感想。本当はこの系列の小説家全読破をいっぱいするつもりだったんだけど、なかなか進まない。それで昨日最初に書いた「困ってる人」が相変わらず読まれてて、逆に「開沼博『フクシマ論』を読む」は本が専門的すぎて読まれてない。仕方ないですね。僕が個人的にこの本は知っておいてもいいかなと思ってるのは、「ハチはなぜ大量死したのか」と「戯曲『コペンハーゲン』を読む」で両方とも広い意味で原発事故から読んでる本なんだけど、後者の緊迫感はすごい。結局、もっとベストセラーを論じないとブログは読まれないですね。

本の紹介Ⅱ 「六本木少女地獄」関連
 最近ずっと書いてるので改めて触れないけど、これは読まれてます。今まで一日に読まれた最高記録は新聞のWEB版で紹介された日の「143」という関連記事。(パソコンで僕のブログと判ってトップページで記事を読む人は「トップページ」の件数になるけど、検索して一件ずつ読んだ人や携帯電話から読む人は記事ごとの件数が表示されるわけです。これは継続中なので記事の中で他の記事を示しておきます。早く書き切りましょう。  

新作映画の紹介
 新作ヒット映画をあまり紹介しないので、その時は読まれても後から読まれない。でも、人があまり触れないアート系、社会派系映画を紹介しておく意義があります。「ブンミおじさんの森」「キラー・インサイド・ミー」「愛の勝利を」「マイ・バック・ページ」「テザ 慟哭の大地」「人生、ここにあり!」「ツリー・オブ・ライフ」「未来を生きる君たちへ」「奇跡」「一枚のハガキ」というラインアップだから、われながらずいぶんと偏向しています。「英国王のスピーチ」「ブラック・スワン」「ゴーストライター」などを評価しないわけではないですが。でもヒットする映画はほとんど見ないし、政治的、社会的な背景を描く映画の紹介が中心となります。見て欲しいのは「一枚のハガキ」ですね。それと「未来を生きる君たちへ」はもっと見られて欲しい。「キラー・インサイド・ミー」は僕の大好きなB級ノワールの傑作です。

 それと新作の記録映画を見たら紹介するようにしています。「ショージとタカオ」「田中さんはラジオ体操をしない」「かすかな光へ」など。

旧作映画の紹介
 新作と言うより、昔の映画の感想や特集上映に合わせた監督論が多いのですが、今は映画史研究者みたいな感じなので自分の関心で書いてます。本の紹介だけど中身は映画監督論なので、ゴダールの話もここで。
ゴダール、映画と革命と愛と」は自分で読んでも面白いんだけどゴダールに思い入れがない人には全然意味がないでしょう。「加藤泰の映画①」「孤独なヒーローが心に沁みる-加藤泰の映画②」も自分なりに力が入っていて、やはり好きな映画監督を書くのは楽しい。「クロード・シャブロル監督の映画」は今年自分なりに再発見した。トリュフォーを書かないわけではなく、機会がないだけ。マレーシアの女性映画監督(故人)を書いた「ヤスミン・アフマド監督の映画①」「ヤスミン・アフマド監督の映画②」もあるが、これは特集上映に合わせて載せたが、中身は前から出している個人通信で去年書いたものなので、自分としては新味はない。

 単発で書いたものとしては、「夜明け前」「その場所に女ありて」「ゴジラ」ぐらい。これこそもっと書くべきだなと思う。
コメント
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