「老後破産」読んだ。NHK スペシャル取材班によるノンフィクション作品。サブタイトルは、「長寿という悪夢」。2014年9月にNHKスペシャルとして放送されている。単行本として出たのは2018年2月。取材は10年近く前に行われれと思われるが、高齢者を取り巻く環境は当時より厳しくなっている。
数年前、老後に必要な資金は2,000万円というニュースが話題になったが、老後の生活は二極化が進んでいる。安泰な老後生活を送っていても病気がきっかけで老後破産に陥るケースも少なくないらしい。要警戒。
国民年金は日本の高度成長期に作られた年金制度。当時は老人は子供家族と同居が前提のため、国民年金は老人のおこずかい程度の額で老人が一人で生活できるように設定されていないことが長寿社会の歪みを作っている。
地方で暮らす老後は、病院に行く交通手段がない地域も多く、かなり不便だ。月の年金2万円で暮らす生活か・・・。地方で生活保護を受けることは他人の目が気になり、拒むケースがかなりあるとのこと。作れば作るほど赤字が増えるコメ作り。それでも先祖から受け継いだ田んぼだから止めない。何か泣けてくるような話だ。
高齢単身者は貧困率が高くなるとのこと。非婚率は年々、上がっているし、先行き不安。
昨日は仕事を終えてからジム通い。今年171回目。ベンチプレス、ダンベル、アブクランチ、トーソーローテーションの後、ランマシンで10キロ。タイムは59分10秒。ジムへの往復ラン2キロを含め、12キロのラン。今年の走行距離は2,341キロ。