my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

トマト・カフェ@ことり文庫

2009-08-02 22:09:50 | 好きなもの・おでかけ
昨日の午後に思いつき、今日の午後出かけてきました、久しぶりの
ことり文庫さんへ。

8月2日にトマト・カフェが開かれるということは前から知っていたのですが、
その日に、娘の属する中学の吹奏楽部が、地元のお祭りのステージで
演奏するということになり、梅が丘へ行くのはちょっと無理そうと諦めていたのでした。
が、昨日になって、演奏が11時20分~12時までと知り、それだったら、
午後から出かけられる!ということに気がつきました。

川口市は、娘の登校時は雨は降ってなくて、でも、楽器を会場へ運んでいるだろうなあと
思われる時間にぽつぽつ落ちてきて、私と夫と母が会場へ着いた時には
ざあざあ降りでした。こんな感じです。
サックスパートは、座る位置が真ん中だったので、
運よくテントの中でしたが、両脇の楽器の子たちはずぶぬれ。
思いっきり拍手してあげたかったのに、見ているこちら側も、傘から手が離させない状態でした。
火曜日のコンクールで、1年生だけで演奏する曲の披露もありました。
15人だけの演奏だけど‥がんばってもらいたいなあ。


ことり文庫さんへ着いたのは午後1時50分ごろだったでしょうか。
お店の外にまでいい匂いが漂っていました。

今日のカレーの作り手である成瀬紀子さんと、n*cafenaoさんと、クルミトリさんが
店主のこうめさんとともに、忙しそうにしてました。

こうめさんが手の空いたすきに、二人で「絵本・バー」?


いよいよお食事タイム。カレー以外のメニューも充実してました。
私はドライトマトとパプリカのカナッペを選んで、またビール。へへ。


そして、もちろんトマトカレーです。
トマトの味がしっかり残っているルーに、
よく煮込まれたチキンが入っていて、とってもおいしかったです。

このあと、クルミトリさんのミニワークショップで、小さいトマトのストラップを
こうめさんと一緒に作りました。
(ビール、グラス3杯の後だったので、かなり不安な感じの針さばき‥)
かわいいトマトさんの写真、明日こっちへアップします。


久しぶりに絵本を読む(見る)時間もあって‥知らない絵本がたくさんあった‥
ビールとおしいし食べ物があって、楽しいおしゃべりタイムがあって。
ことり文庫さん、やっぱりいいですね~

そうそうお土産は、naoさんの作ったトマトクッキー。
家に帰って、すぐに食べました♪


クルミトリさんのワークショップは、8月10日にも開かれます。
チリとチリリうみのおはなし』に出てくるSea Parlor のメニューを、羊毛で作るそうです。楽しそう♪♪






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初☆お散歩バッグ

2009-05-30 19:32:43 | 好きなもの・おでかけ
2週間くらい前に、ことり文庫からうちに届いた特別便おさんぽセットのおさんぽバッグ。
すぐに、ミニカスタマイズしたのですが、タンスの中で眠ったままでした。
(カスタマイズって、伊澤明子さんのボタンをつけただけなんですが)

本日は雨の土曜日でしたが、初めて一緒に「とおくまで」
お散歩してきました。しかも2本立てです。


午前の部  ‥  ハーブの石けんを作り@らふと

ローズマリーとホーリーバジルの2種類のハーブ水を作り、それと
オリーブオイルで作る石けんです。

石けん作りは、いくつかの過程に分かれていて、そのどれもに
【待つ】時間があります。
なので、今日、くるくるまぜまぜしてきた「石けんのもと」ができるのは
6週間~8週間あとのお楽しみです。
こんな感じの「もと」を残して帰ってきました。
取りに伺うのは、7月4日(土)~12(日)の展覧会のときです。

オリーブオイルとハーブで作った石けんで、お茶の時間の前に、
手を洗わせていただいたのですが、しっとり感がちがうなとすぐに思いました。
保湿効果が高いことが、この手作り石けんの特徴だそうです。

今日の講師のウサミ先生が、丁寧に、石けんの「もと」をくるくるしながら、
生きているものを扱うかのように話していたことが、とても微笑ましく、また
とても印象に残っています。
いとおしい気持ちは、動物でも、植物でも、石けんでも、おんなじですよね。

お茶のおともは、夏ミカンピールのケーキと、おなじくピールの入った
生キャラメルでした。
鴨川の夏ミカンを2度味わえた、貴重な体験♪  
作り手は、ホンマさんのダンナサマ。


午後の部  ‥ リアルシトロン



リアルシトロンは、シトロンブックスの1週間限定のお店です。
場所は、阿佐ヶ谷のCONTEXT-S 

はじめましての絵本たちを担当されている、三蔵さんが店長さんです。
私は、こひつじ文庫さんでの、はじめましての~の会に、一度参加しただけなのですが、
三蔵さん、私のこと覚えてくてくださって‥うれしかったです。

前から気になっていたプーさんのお料理ブックと、かわいいカードを何枚か買いました。
1週間しかやっていないので、みなさまお早目に予定に入れてくださいね。


初仕事で、総武線の遠出につきあってくれたおさんぽバッグ。
ハーブ石けんのレシピやら、ビニール手袋やら、
バッグと一緒にうちにきた『あこがれくじら』やら、買った本やらでいっぱいになっても
どんとこいという感じで、とても使いやすいです。
作った方の、懐の深さと同じなんですね、きっと。

今度は、「お揃いおさんぽバッグ・3人ムスメ」でお出かけしたです・笑








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世田谷散歩

2009-04-26 21:53:36 | 好きなもの・おでかけ
きれいに晴れた4月最後の日曜日、楽しみにしていた
2つの「展」に出かけました。

ひとつめは、世田谷ものつくり学校で25日(土)から行われている
spirit of plants ミドリノ

案内の文の中にこんな箇所があり、とても興味をそそられました。

これまでの緑との交感を、IIDに育つ植物での花いけと草木染めであらわす。
緑をリノベートするというよりは、人がリノベートされているのかもしれない。

huiziさんのブログで、準備の様子から、とても細かく丁寧に説明されています。


布と花。

どちらかが主で、どちらかが脇、というのではなく、互いが互いを
ひきたてあっているなあと思い、(部屋の)中に入って、ひとつの花、
ひとつの布の前に立ち、向き合ってみる楽しみともうひとつ、
一歩外に出て、全体を「まるごと」として見る楽しみがありました。

ムラサキ・サフラン・はくモクレン・椿・カラスノエンドウ・バラ・蕗・桑・里芋の皮などなど‥
ああ、この植物は、こういう色をしているねというものもあれば、
いったいこの植物のどこに、こんな色が隠れていたのだろうと
いうものもあり、裏庭に通じているのかな、と思われる扉があいていて、
そこからの風がいい具合に、草木染めの布に、優しい陰影を与えていました。

植物の持つ力って、とても深く、とても強く‥
たしかに人のほうがリノベートされています、きっと。


GO SLOWゆっくりとカフェでのランチのあと、もうひとつの「展」へ行くために、
下北沢へ移動しました。

豪徳寺にあるはちみつ屋さん、Poco a Poco さんの、8周年を記念しての企画展で、
その名も 888展 8が3つではちみつ 3つの8でミツバチ

前半が4月29日まで。オリジナル商品・はちみつラベル・DMなどのアートワークで、
お店の8年間を振り返るというもので、
5月1日(金)~6日(水)までは、8人の作家展‥

後半の作家展に出展される方は、下記の方々だそうです。

繁田あきの(型染)・石原稔久(陶器)・くわはらまりこ(鋳金)・田中美紀(ガラス)・
川合多孝知(陶器)・鹿児島睦(陶器)・萩原英二(木工)・小宮山聖子(イラスト)



今日、私たちが買って帰ったもの

はちみつは、国産アカシアを選びました。瓶に描かれたハリネズミがすごくキュート♪

5月になって、もしまた行かれたら、そのときは、ことり文庫さんの
love flower 展」とセットで、と思っています。




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セミナーpert2[友情について」@ヒルサイドテラス

2009-03-22 14:08:51 | 好きなもの・おでかけ
連休前の木曜日(3月19日)は、とうとう最終回になってしまった
ヒルサイドセミナーの日でした。

その日は、初夏を思わせるような良い天気‥

毎月毎月、予約をして帰ってくるものの、ほんとに参加できる
かなあと、仕事や家の用事のやりくりをするのですが、
今年に入ってからは、卒業式後の保護者謝恩会の準備が
始まったので、気が気ではありませんでした。

だから、参加できた!といことで「いっぱい」になってしまい、
さらには、いつものお友達に会えた喜びや、今回はさらに
ブログで知り合ってお会いするのは初めての方や、
高校時代からの友人も参加することを知ったりで‥
とても(私にとっては)盛りだくさんの、回でした。


最終回のテーマは「友情について」

友情とは、互いを見つめ合うことではなくて、ともに同じ
方向を見ることである

末盛さんが、その一文を手掛かりに、
親友、夫婦、恋人、あるいは親子の間での「友情」を
本の中や、ご自身のエピソードを介して、丁寧にご紹介
くださいました。

時間がたつにつれて、しだいに心に沁み入ってきたのは‥

重吉の妻なりし今のわが妻よ ためらわず彼の墓に手を置け

八木重吉亡き後、彼の奥さんと結婚し、重吉の残した歌を、
世の中に広く知らせた吉野秀雄の詠んだ歌です。

男女間の色々があったあとでも、
男女間の色々を超えたところに、友情は成り立つということですね。


末盛さんのお父様、舟越保武氏と、画家の松本竣介氏との
話の始まりは、夏の夕方のすみれ色の空は竣介の空 だと
いつもそう言ってたお父様の言葉でした。
松本氏は、県立盛岡中学校の同窓生で、のちに洋画家になり
36歳の若さで逝ってしまったということを、あとで調べて知りました。

保武氏のご葬儀のときに、ポケットから大理石でできた
勾玉のようなものを取り出して、みなに見せたのは
彫刻家の佐藤忠良氏のエピソードだったでしょうか。
それは、フランスで個展をひらくことになった友の渡仏の際に
保武氏が贈ったものだったとか‥

友との間に長い年月行きかう気持ちは、こっちの世界と
あっちの世界に分かれていっても、かわることはないのだと
私も容易に想像がつく年齢になったと、思いながら聴き入りました。


紹介された本の中で、私が求めて帰ったのは
スノーグース
チャリングクロス街84番地」もすごく気になったので
続けて読んでみるつもりです。

レジメの最後には、「たびのなかま」 私たちは旅人‥‥

と記してあり、生を受けてから、誰もがみなそれぞれの道を
曲がったり休んだりしながら旅を続けているのだと思うのでした。







            ‥   ‥  ‥


このセミナーの楽しみは、末盛千枝子さんがご紹介して
くださる本や絵本のお話に始まり、末盛さんご自身の
思い出話や、お知り合いの方々のエピソードを聞けること。
そして、仲良しの友達と会えること、いつもことり文庫さんが
出張していて、こうめさんに会えること‥と意識していたのですが。

前半5回、後半5回のすべてのセミナーに参加できたのは、
「同じ方を向いている」方々と、一緒だったということに
尽きるのかもしれません。

秋には、このセミナーが本になって出版されるそうです。
そしてその記念に何かイベントもあるとのこと‥
とても楽しみです。




*以下は、このセミナーの過去ログです*
part1                              part2
1回目 4月17日               1回目 10月16日
2回目 5月15日       2回目 12月4日
3回目 6月14日       3回目 1月15日
4回目 7月8日        4回目   2月12日
5回目   9月4日        5回目 3月19日




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進める荒井良二のいろいろ展@世田谷文学館

2009-03-11 16:12:04 | 好きなもの・おでかけ
8日の日曜日。雨の降り出しを心配をしながら、はじめて
世田谷文学館へ行きました。

ずっと楽しみにしていた 荒井良二さんの展覧会見るためです。


昨年12月のミニトークショーでも、この文学館での展示や
チラシについてのアイデアの話が出ていたので‥その通りに
なったのかどうかを、早く見てみたいという気持ちでした。

チラシは、後からでも活用できるように「袋」にしたい、と
おっしゃっていったのは、見事そのとおりになっていて‥
それを持っていくと小学生200円のところが、無料になります。
(文学館の受付にも置いてありました)

展示の中にキヨスクみたいな小屋を作って、そこの中に
入ってみたい‥というアイデアは、ひとり展望小屋というものに
変わっていました(ちょっと残念)。


全体の構成は、5つにわかれていて‥

①絵本の仕事(えほんのこどもたいようオルガン
 きょうというひルフラン ルフランの原画)

②創作環境(アトリエに飾られている小物や旅のスケッチなど)

③マガジンワークス(その昔の『Hanako』『Olive』のイラスト)

④新作(屏風絵とか、かなり大きな絵)

⑤キオスク(ひとり展望小屋)   


私はその日、娘を含む女子3人で出かけたのですが、3人とも
②の小物群に大きく惹かれました。たぶんそこを見ていた
時間が一番長かったと思います・笑

だってかわいいものが満載だし、むかし懐かし、修学旅行の
おみやげと思われる「光る華厳の滝」とかあるんです。
自作の陶器もあったし、リンドグレーン賞の授賞式のときに
ななめがけしていた刺繍のポシェットも、飾ってありました。

これをまた、元の場所に戻すの大変だろうね~と
いらぬ心配までしたりして。

旅のスケッチブックもステキでした。

写真など撮らないで、バスの中からみたものを、たまたま
掴んだ色鉛筆のその色で、サササーとデッサンしていくのが、
一番好きと、前述のトークショーで言っていたことを
思いだしました。

バスといえば‥

またバスですか、とか また黄色ですか、とか言われるけど、
自分はそれが好きで描いているので、全然飽きてないし
マンネリだなんて思っていない。
マンネリじゃなくって、コダワリなんだよ。

その日のトークイベントの中で、そうおっしゃっていました。
好きで描いているほうは、いくらでもそれが描きたい。
見ている側がマンネリだと感じるだけ。
音楽作っている人だってそう思ってるんじゃないかな。

なんかわかるような気がします。


イベントとして「一日店長」案とかあったみたいですが‥
もうそんな、のんびりしたことはできないですね。
サインだって、グッズを買った人に、となっていたのが、
整理券を配布 に変わっていたし、午後3時からのトークイベント
には、300人くらいの人があの場所に居たらしいです。
(もちろん私たちもその中の3人です)

飛行機に乗ってやってきたファンの方がいたり、質問の中で
「子供の絵の才能を伸ばしてあげるためには、先生は
どうすればよいとお考えですか?」と、尋ねられたり‥
(すかさず、オレ先生じゃないから、と返していましたが)
知名度がグンと高くなり、絵本作家としての地位が確立すれば
すれほど、絵本作家じゃない、と言いたくなる気持ちやも
なんかわかるなあと‥生意気なようですが‥思うのでした。
(絵本作家と限定したくない気持ちは、今回の図録に書いて
ありました)


帰宅して、その夜、ひさしぶりに『たいようオルガン』とか
『ルフラン ルフラン』とかを開いてみました。
本が出たときには、もう膝の上で一緒に読むような子供は
いなかったので、本はとてもきれいなままです。
正直なところ、片手で数えられるくらいしか、読んでいないと
思います。

コレクションとしてはいいのかもしれないけど、絵本としては
ちょっとかわいそうだし、もったいないですよね。
何度読んだかわからないくらい開いて、ページの隅の、筋とは
関係ない絵をみたり、お決まりのセリフを言い合ったり‥
そんな時間の積み重ねが、絵本には、必要だし
またよく似合うのです‥‥

でも、そんなこと思っていても。

荒井さんの新作が出たら、やはり【要】チェックだし、これからも
【進める】荒井良二さんの、進んでいく先を、楽しみにしているのです。










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青空

2009-03-05 11:25:52 | 好きなもの・おでかけ
先日(2月21日)の朋子さんの個展で、私たちが選んだのは
冒頭の作品です。

「青空」というタイトル。 今日の天気とおなじです。

3月に入っても冷たい雨の日が続き、つい気持ちも下向きに
なったりしていましたが、本当はそういう日にこそ
この、朋子さんの「青空」を見なければいけなかったのです。


      *     *     *     *


ヒナタノオトさんでの個展では初日に行くことができたので、
たくさんの作品を見ることができました。

この日ははじめから、お義母さんに贈るためのものを探す
つもりで出かけました。
rの中学入学のための御祝を早々といただいていたので
簡単に言ってしまえば、そのお返しなのですが、私の中では
儀礼的なやりとりではなく、12年間rの成長を見守ってくれて
どうもありがとうという気持ちを、小学校卒業という区切りに
際して伝えたかったのです。

朋子さんの作品は、そんな私と夫の気持ちを代弁してくれるのに
ほんとうにふさわしいと思いました。
玄関か、リビングか、ベッドのそばか‥日常何気なく
目に入ってくる場所に置いてもらって、そのたびに
これはあのときのやな、と思いだしてもらえたら、
とても嬉しいですもの。

気に入ったのはとても小さい「プールⅡ」という作品と
冒頭の写真の「青空」。
迷った末に、プールをお義母さんへ
そして「青空」を自分ち用にしました。私の気持ちの中では、
お義母さんへの贈物を探そうと思うとともに、自分たちの
「記念」にも何かひとつ選ぼうと、思っていました(笑)。

(プールという作品はに画像があります)


※すごく迷った末、「青空」を自分ち用にしたのは、
 屋根の色がとても好きなことと、家の形をしていることです。
 (少し前からの「家」コレクション‥続いています。)



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梅ヶ丘散歩

2009-02-24 12:10:04 | 好きなもの・おでかけ
週明けからぱっとしない寒空ですが、日曜日はお出かけ日和でした。

2年越しの思いかなって、梅ヶ丘夢フェスタにでかけてきました。

こんなに人がいっぱい居る羽根木公園を見たのを始めてです。
(っていっても、この公園に行ったの4度目ですが‥)

模擬店で、焼きそばとお好み焼きを買って、植木屋さんの出店で
スナップエンドウの苗を買って‥お餅つきを見学して‥
盛り上がっている梅ヶ丘の人たちを見たら、楽しさが伝染してくる
ようでした。(お祭りは、やってる側の方が断然楽しいですものね~)


フリーマーケットを見ながら、ことり文庫さんまで行き、ちょっとおしゃべり
しているうちに、マーチングバンドの音が聞こえてきて、
また駅の方へ戻りました。


噂に聞いてた駒澤大学吹奏楽部の演奏です。

駅前もすごい人でした。
演奏はもちろんのこと、その動作のキレのよさにびっくりするやら、
感動するやら。あの動きは、体育会系ですね~

5年6年の2年間、小学校の金管バンドで小太鼓をやっていたrは、
中学校へ行ったら、吹奏楽部でクラリネットをやってみたいと
思っているので‥この演奏にかなり刺激を受けたようでした。
「おもしろかった」を、帰りの電車で連発してました。


梅ヶ丘には、かわった格好の人結構いたよね。
今日はお祭りだからじゃないの。

などと話しながら歩いていて‥ああここ、このギャラリーだよと
貼ってあるポスターを指していたら、
長羽織に、ストールを首にかけた粋な感じの男性が「どうぞ」と
声をかけてくれて‥どうやらGALAの店主さんのようでした。

素材展

見て、触らせていただいて、お話を伺って‥
それで充分と思って帰ってきましたが、ほんのすこしでもやはり何か買って
作ってみたかったかも、と翌日になって思ったのでした。



☆小学校の卒業式までちょうど1か月となりました。
 1ヶ月後の今頃は、式が終わって、写真撮影のために並ぼうと
 している頃でしょうか。
 保護者謝恩会の準備も、いよいよ最終コーナーにさしかかった
 という感じです。
 週末の私と、平日の私。どっちがほんとの私の毎日なのかなと、
 ふと思うこの頃ですが、両方のあっての、私なんでしょうね、きっと。






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おとなのためのおはなし会@ことり文庫

2008-12-22 18:06:29 | 好きなもの・おでかけ
20日土曜日は、午後からひとりでおでかけしました。
大好きな本屋さんでの、今年2回目のお話し会に参加するためです。

冒頭の写真は、いつもとは違う「大人な」雰囲気に包まれたことり文庫さんのテーブルです。

その晩語られたお話は、おまけまで入れると全部で6つ。

白鳥の王女
急行北極号
白い狼
みそかい橋
正月餅
クリスマス・イブ

最初の話と、おまけの話は、「みさえおばちゃん」で、
北極号からみそかい橋は、おばちゃんのお友達。正月餅は、その日
一緒に参加していた方が、自己紹介ゲームの最中に、おはなしをしたことがあることが判明し、
急遽、語り手になったのでした。

【王女】と【狼】の話は、どちらも魔法で、白鳥が人になったり、王子が小人にされてしまったり、の
むかし話なんですが、どちらも、なんともせつない箇所があり、でもそれを
小学生も、教室で聴いているのだと知り、語りの世界の懐の深さをしみじみ感じました。

【北極号】は、クリスマスに読まれる本の中でも、特に好きな絵本です。
大人になってから知った話なのに、まるで自分も、銀の鈴の音を聴いて
大きくなったような錯覚に陥り、そして、最後の場面では、必ずといっていいほど涙がこぼれます。
(この夜も、涙が両の目からすぅーと落ちていったので、こっそり、テーブルにあった
赤い紙ナプキンで拭いました)

【橋】と【餅】のお話は、それぞれ方言で語られ、おまけの【イブ】は、
がまくんとかえるくんの、おなじみのお話です。

こうして思い返していると、なんとバラエティに富み、そして、組み立てのバランスが
よいのでしょうと、改めて感心させられます。
が、前もってプラグラムが組まれていたわけではなくって、その場で、
じゃあ次は、このお話をお願いね、と言われ、みなさん「えっー」と驚きながらも
息を整えたあとに、すっとその世界に入っていかれるのですから、さすがです。


おとなのためのおはなし会。ほんとうに素敵な会でした。

白鳥の王女を、仲間の白鳥たちが迎えにきたときの、その王女の言葉と、
胸のうちに、私は、自分の何を重ねているの?と自問し、小人の結婚式が
行われているガラスの山を登るときに、自分の小指をひとふし切って
はしごの最後の段にした、末娘の行いに、ハラハラドキドキしたのでした‥‥

お話の間には、もちろんおしゃべりと、おいしい飲み物と、おいしい食べ物があり、
私は、クルミトリさんが持ってきてくれた、サングリアをたくさんお代りさせて
いただきました。

(さらに詳しい様子は、こうめさん琴子さんクルミトリさんのところへどうぞ♪)



編みあがったばかりの、毛糸の帽子をかぶっていったのですが、
内側から、なんだかぽかぽかしていって(決して飲み過ぎではないですよ・笑)
帰り道、ほんとは帽子はいりませんでした。
でも、来た時のように帽子をかぶったのは、その日デビューの組紐のピアスと
帽子が「セット」になっていたからです‥

そして、この日。お話会が始まる前に、hinataさんと、偶然、お店で会ったのです。
できあがったばかりの、組紐ピアスを見せることができてよかった、よかった。

ことり・マジックは、ずっとずっと続いています。




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荒井良二ミニトーク&サイン会@青山ブックセンター

2008-12-17 12:00:26 | 好きなもの・おでかけ
13日の土曜日は、青山ブックセンターに行ってきました。
青山方面は、出かけるまではちょっと遠いかも、と思って面倒な気がしますが
着いてみれば、やっぱりいい感じかな、と毎回思います。
(人が多かったですけどね‥)



今回の荒井良二さんのトーク&サイン会は、新刊の『えほんのこども』を
記念してのもの。全部ではないけれど、ギャラリーでは、その原画展も
開催されていました。

ミニトークって書いてあるから、サイン会の前の20分~30分くらいかな、と
思っていたら、1時間を超えるサービスぶり。
その場にいなければ、聞けないような(あたりまえだけど・笑)、おもしろい話でした。

そもそも、『
えほんのこども』は、1年前の、テレビ番組の取材中に描かれていた
絵が元になっているとか。
でも、荒井氏いわく、「そのあと、ほとんど全部描き直ししちゃったから
あの時のとは別の作品」だそうです。
テキストも書き直したのは、ボローニャのブックフェスティバルのために
英訳されたものを、自分で読んだり、現地の人の反応を見たりしているうちに
今度は、その英訳を、自分でまた日本語に「翻訳」したからだそう。

その作業を、荒井氏は、なんという言葉で表していたか、忘れてしまったのですが、
たぶん、すごく新鮮で、面白いと思ったはず。(だからこそ、全文書き直したわけですから)

私も、そのくだりを聞いていて、とても興味を持ちました。
できることなら、最初の文章と、英訳された文章と、最後に本になった文章の
3つを合わせて読んでみたいです。

たしか、春樹氏の短編「レーダーホーゼン」も、英訳されたものを、また自分で翻訳した
新ヴァージョンが
あったはず、というのを思い出していました。
自分で書いた文なのに、いったん別の言葉に置き換えられることで、
また自分自身がインスパイアされていくのでしょうね‥なんかおもしろい‥



何にも考えてないみたいに見えるでしょ? 
ほんとは、いろんなこと考えてるんだけどね、
何にも考えてないように見られていて、それでいいんだよ。
すごーく頑張ったところが、見えちゃだめだよね。
「荒井さん、力作ですねー」とか、言われちゃったら、もうおしまいだよ。

‥なんて、おっしゃっっていました。
努力してますっていうのが、おもてに出ちゃったら、見る側はひいちゃうものね。
絵に限らず、なんでもどんなことでも、そうだなと思いました。

私も、大変だったでしょう? って問われても、
「ぜんぜん」と涼しい顔で答えたいです・笑。


そうそう、来年の2月14日~世田谷文学館で「荒井良二展」が開かれるそうです。
おもしろいこと、色々企画されてましたよー
たとえば、入場チケットは、後からでも使えるように「紙の袋」形式にしたい、とか。
展示室の中に「キヨスク」みたいなのがあったらおもしろいよね、とか。
『えほんのこども』の原画は、全ページが見られるそうです。

すごく楽しみですね♪


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中村ハルコ展@TKG Daikanyama

2008-11-11 20:02:44 | 好きなもの・おでかけ
先週の金曜日、11月7日からはじまった 中村ハルコさんの写真展。

一度、書いたことのなぞりみたいだけれど、
私にできることといったら、すこしでも多くの人に、知らせること
だけなので、もう一度、さらりと、お知らせです。



場所・代官山 ヒルサイドテラスA棟
期間・11月7日金曜日~12月10日水曜日
  (12月10日までやっているのなら、次回のヒルサイドセミナーの
   ときに、また寄れますね)

どんな写真なのかなあ、見たいけれど、行かれないかも、の方は
TKG Daikanyamaのサイトのこちらで、写真を公開しています。


オープニングレセプションの時に、ハルコのだんなさんが彼女のことを
「生まれながらの写真家・ボーンフォトグラファ」だと言っていたのが
心に残っています。

外出するときはもちろんのこと、家の中でも、常に、カメラを持っていたそうです。

学生の時に彼女がどんな写真を撮っていたのか、卒業してから、仕事で
どんな活躍をしていたのか、実は、私はよく知らないのですが。

結婚して、妊娠して、母になろうとしている自分、母となった自分の美しさに、
彼女は、気が付いていたにちがいなく、とても魅力的で、とても興味深い被写体は
自分自身だと、意識的に、写真を撮っていたのではないでしょうか。

ハルコのそれらの写真を見ていると、ストレートに、とてもストレートに
生きている喜びのようなものが伝わってきて、
ひとりの女の子の母になることができた自分の運命に、感謝せずにはいられません。













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魔法使いのチョコレートケーキ おはなし会@ことり文庫

2008-10-28 19:26:50 | 好きなもの・おでかけ
26日の日曜日は、ことり文庫さんで開かれた
魔法使いのチョコレートケーキ おはなし会に、小6の娘rとともに
参加しました。

おはなし会に、2人で行くのは、いつ以来でしょう?

小学生になってからは、たぶん初めて。
もうすこしで、小学生もおわりになってしまうので、ラストチャンス
でした。(なんてラッキー)

1部と2部に分かれていて、メインテーマである
魔法使いのチョコレートケーキ」のお話が終わったら、
本当にチョコレートケーキが焼きあがるように、なっていたのです。

それって、よく考えると、とってもとっても凄いことです。

その時は、奥の部屋の、奥の椅子に座って、もうその「世界」に
居たので、それほどすごいって思わなかったのですが、
その夜、寝る頃になって、しみじみ思いました。

焼きたての、ほかほかで、ふかふかの、チョコレートケーキが
おはなしを聴きおわったら、出来上がっている、本屋さんなんて
世界中探しても、ないんじゃないかって。

そして、それは、小さい時に、その日の語り手である
「みさえおばちゃん」のお話を聴いて、大きいチョコレートケーキが
ほんとに食べられたらどんなにいいだろうと、思っていた
「ふみちゃん」が、大きくなって、本屋さんになって、実現させて
しまったことなんです!

お話を始める前に、「みさえおばちゃんが」とても嬉しそうに
そう教えてくださいました。



おはなし会は、ろうそくを灯すところから始まって、よく、
手遊び歌なんかをしますよね。
その日は、大人も半分くらいいたせいなのか、それともそれが
みさえさん流なのか、歌の代わりに、短い詩を、声に出して
言いました。とってもいいなあって思いました。
聴き手になるだけでなく、その場所に、本当に、自分が居る感じで。


お話は下記の通りです。(ことり文庫日誌より転載させて頂きました。メモをとってなかったのです)

1部

・ がまくんとかえるくんの「クッキー」
・ ノニー・ホグロギアンの「にんじんケーキ」
・ 魔法使いのチョコレートケーキ「葉っぱの魔法」

2部

・ がまくんとかえるくんの「ひとりきり」
・ ジプシーの昔話「なんでもみえる鏡」
・ 魔法使いのチョコレートケーキ「魔法使いのチョコレートケーキ」

おまけのおはなし
(その日参加していた、藤本みさえさんのおともだちが、
急な指名にもかかわらず、美しい声で語ってくれました)

・ローザとジバル(クロアチアの昔話)


休憩のときや、おわったあとに、藤本みさえさんや、みさえさんの
文庫に長くいらしているおともだちに、絵本の読み聞かせと、
語りの違いを聞くこともでき、楽しいだけでなく、とても勉強にも
なりました。

前に、会ったことがある、naoさんこももさんとも、
慌ただしいながらもすこしお話できたし。
はらぺこさんには、rもすっかり心許したようで(笑)、新宿まで
楽しいおしゃべりがつきませんでした。
みなさん、どうもありがとう。



そうそう。

ろうそくの灯りを吹き消すときに、お願ごとをします。
その日は、1部と2部とおまけの時の、合計3度、お願いをする
ことができました。

すごい効き目が現われて、お店を出るまでの間に、私のお願い事は
叶ったのです。(こっちのブログに書いたので、詳細は省略します)
願った時点で、もう半分は叶っている、という、大好きなフレーズが
実証されたってことですね。

とってもとっても嬉しかったです。








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パンプキン・OCTOBER

2008-10-05 15:30:33 | 好きなもの・おでかけ
10月になり、オレンジ色のかぼちゃの飾りが
似合う季節になりました。

8月の終わりに行った 丸木スマ展@埼玉県立近代美術館 や
9月に行った 大道あや展@渋谷区立松濤美術館 のことを
書きそびれているうちに、もう10月です。


秋は行きたいところや、予定がたくさんあって、週末はほとんど
うまってしまいそう‥でも、気がつくと、学校行事以外は
自分の行きたいところを最優先してやいないか‥?

と、いうことで、昨日の土曜日。
まずは、パンプキンを堪能してきました。



   

まだまだ、こんなのも、ありますよ~



ほんとは、川口のアートギャラリーアトリアで、始まった
『動物図鑑』展ー動物たちへのオマージュー
を、早めに見ておこうかなあと思っていたのです。
あべ弘士さんの作品があるので。

もう、申込は終了してしまったのですが、
あべ弘士さんと一緒に絵を描こうという、魅力的な
ワークショップもあって、大人でもOKだったので
わあ!と思ったのですが、その日が10月19日(日)だったので
断念しました。

だって、19日(日)は、工房からの風@らふと に行くんですもの。
小学校のおまつりが、18日(土)にあるので、今年は
日曜日にしか行かれないのです。

19日のワークショップといえば、芸工展 で、ささめやゆきさんが
『彫って使える小物ワークショップ』というのを行うそうです。
同じものが26日(日)にも。
芸工展は10月11日(土)~26日(日)まで、谷中・根津・千駄木・
日暮里・上野桜木・池之端界隈で行われる、町中いたるところが
展覧会場となるもので、第16回目の今年は「素にかえろう」が
テーマだということです。

ささめやさんのワークショップに参加! もとても魅力的ですが
26日(日)は、梅ヶ丘のことり文庫さんで、おはなし会
あり、できればそちらへ行きたいので‥。


その間にも、娘にピアノを教えてくださっている先生の
コンサートや、市の文化祭での、金管の演奏もあったりで、
すでに、前売り券を買ってある、こちらの展覧会は、
11月にならないと行かれなさそうです。

そうそう、日本橋三越の7Fギャラリーで、
10月7日(火)~13日(月)まで、ロベール・ドアノーの
写真展
も開催されます。
どんな写真? と思う方も、きっと、HPの最初の写真は
見たことがあると思います。(私もそうでした)

※ドアノーのところを、ドアーノと間違えてました。
 訂正いたします。




パンプキン・夜ヴァージョンもすごくかわいいです。

どこかの町の人口より、明らかに多くの人が来てるよね、の
状況にもかかわらず、帰るときには、名残惜しくて、
何度も振り向いてしまうのは、さすがだなあと毎回思います。
家族で来るのは最後かもね、と言ったら、rはなんで?という
顔で見返しました。

それは、喜んだほうがいいことなのかしら。



      



    


 
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日曜日お出かけ続き

2008-06-09 15:50:57 | 好きなもの・おでかけ

最近、絵本や本の話をちっともしていない、と気にしながら‥また今日も
おでかけしたことの覚書です。


観たいものが重なる時ってあるんだなあと思いつつ、
先週の日曜日は、国立新美術館モディリアーニ展を観てきました。
たしか、東京での展示は今日が最終日だったはず‥その後大阪へ行くみたいです。

モディリアーニといえば、首がやけに長い人物像が有名ですが。
プリミティブアートの影響を受けていたことや、本当は彫刻をしたいと思っていたが、
体力的な問題で諦めたことなどを、今回初めて知り、
人物の首を長く描くというのも、そういう流れから見ていくと、ちっとも
不自然ではなく、むしろ、必然に思えてきました。
晩年の作品は、人物画ばかりなのですが、そのどれも、観ていて
まったく飽きませんでした。

会場には、本人の写真も大きく伸ばされて飾ってありましたが、
想像していた、「痩せてきりきりとした」感じの人ではなく、とてもおしゃれな感じの
ハンサムさんで、彼に絵を描いてもらった女の方々は、さぞ嬉しかったのでは、
と(絵にはまったく関係ない)余計なことまで、思いました。




さて。

昨日の日曜日は、午後からひとつの展覧会と、ひとつのライヴに行きました。
場所は新橋と銀座。

新橋の方は、お茶と布を巡る旅のhuiziさんの日傘展です。
昨年の様子をblogで読ませていただき、機会があったらぜひ実物を拝見したい
と思っていたので、その思いが叶い、嬉しかったです。
初歩的な質問にも、丁寧にお付き合いくださったことにも、とても感謝
しています。

なぜ、日傘なのだろう?(なぜ、日傘を作ろうと思ったのだろう?)
という年越しの疑問も解けました(私の解釈あっているかが心配ですが‥)

ポシャギを見てもらうため、外に持っていかれて、(タペストリーでは持ち出せません)
でも、バッグだと、せっかくのポシャギの特長が生かせない‥
ポシャギは、陽に透かしてみるととても美しいのです。(日傘だったら、陽に透かせます)

すごく納得しました。

それがないと生きていかれないわけではないけれど、
それが手元のあると便利だし、生活が豊かで楽しくなる‥
そういうものにとても惹かれます。そういう日傘でした。



新橋から銀座まで歩き、初めてアップルストアに行きました。

Good Morning Jazz Orchestraのライヴです。
このビッグバンドには、散歩な生活のmiyacoさんが、ギターで参加されています。

すごーく楽しい演奏でした。
子育て中のお母さんたち中心と聞いていなければ、「おかあさん」には
見えませんでした。
オーケストラの105人』の絵本にあったように、みなそれぞれ、家に
家族と、家庭用の顔を置いてきて、ミュージシャンの顔になっているのだろうと
思いながらみてました。(会場に見にきていたお子さんが、客席でぐずっているのを
ステージから見て、ちょこっと母の顔がのぞいている方もお見かけしましたが、
それもご愛嬌というか、そういうのを含めて、ステキなバンドだなあと思いました)

音楽をずっと続けている人への、私の羨望のまなざし、届いていたかな。



締めは、銀座ライオンで生ビール。
4丁目のライオンの行ったのは、十数年ぶりです。


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荒井良二トークショー@青山ブックセンター

2007-06-18 19:08:45 | 好きなもの・おでかけ

 昨日6月17日は、先日このブログでもお知らせしたとおり、荒井良二さんの新刊『たいようオルガン』
刊行記念のイベントが、青山ブックセンターでありました。

 14時半開場、15時から17時まで。その後サイン会あり。

 14時すこし前にブックセンターに着いて、まずは店内ギャラリーで、『たいようオルガン』
原画を見ました。

 少し前に、本が出て、本屋さんで平積みになっていましたが、今日のために、1ページたりとも
ページを開かず、なるべく書評なども読まないようにして、この日を待った甲斐は十分にあった
素晴らしい原画でした。

 こんな色も、こんな風景も、荒井さんは先日のテレビのオンエア中に描かれたように、どんどん
色を塗っていって、どんどん色を重ねていって、頭が考えるよりも先に、手を動かしていったのかなと
その様子を思い浮かべながら、見入りました。
(‥あ、でもこのほんとに雨が降っているような、鉛筆の線は、最後に鉛筆を細く細く削って、慎重に
でもスピードは落とさずに描いたんじゃないかなあ‥とか、色々細かく思いながら。)


   

 イベントホールに行ってみると、受付準備中の机のところにはまだ誰もおらず、でも、通路の反対側の
キャンセル待ちのラインには、もうお二方いらっしゃったので、並ぶともなく机の横に立っていたら、
なんと、私が整理券番号001となりました。

 よかったです、001番。そのおかげでとってもいい席に座ることができ、トーク中の荒井さんと
何度もお話してしまいました♪ 隣に座ったrも、荒井さんに2度程問い掛けられ、その度に、
返事に困っていました。こんなときに、大きな声でおもしろいこと言えるような子だったら、その場的
にもよかったのでしょうが、まあ、しかたないですよね。


 
 ほぼ、時間通りに始まった「トーク」は、今思い返してみると、大きく4つに分けられます。

 その1 新作『たいようオルガン』製作秘話。

 その2 新潟の新津美術館で、巨大なオブジェを作った話。

 その3 同じく新津美術館で、作曲家の野村誠さんと行ったワークショップの話

 その4 質問に答えるコーナー。


 開場にはプロジェクターが用意されていて、新津美術館でのオブジェ制作や、ワークショップの
様子は写真で見ることができました。関連記事が載っているかも、と思い美術館のサイトを見て
みたら、スタッフの方のブログを発見し、そこで期間中に行われたイベントや、ワークショップの
詳細を読むことができました。リンク貼っておきますね。 

 このリンク先の記事と、野村誠さんのブログを読むと、昨日荒井さんがされたお話がほぼ忠実に
再現されます。こどもたちとのワークショップの話をしている時が、一番楽しそうだったし、一番
荒井さんご自身も、盛り上がっていたかも。

 その中で、こんな印象的な言葉も、聞くことができました。

 「ピアノに好き勝手に色塗っていいよなんて、一生のうちであるかないかのことじゃない?
 だから、こどもも興奮状態になるわけよ。もう夢中になって、手形とかつけちゃって。
それで俺に怒られるわけ。おまえら、手形なんかかっこわるいぞ、やめとけとか。すると
いつのまにか手形は終わってて、また、夢中で塗りだして‥‥

 で。そういうことって、忘れちゃっていいかなと思うわけ。全然忘れてもらって構わない。

 だけど、いつかそいつが大きくなって、ある日ふと、あ、俺むかしピアノに色塗ったことがある、
とか、記憶の蓋がぱかんと空いて‥それでいいかなあって」

 (jasuminさん、私の記憶あってますか? ふふふ。昨日会場でjasuminさんとお会いしたんです)


 
 うんうん、わかるわかる、わかりますその感じ。

 そういう顔で私は聞き入っていたと思います。おんなじおんなじ、と言うのは、あまりにも
畏れ多いようだけど、私が、「小学校の教室で絵本を読む」ということに対して思っているのも、
ほんとにそういう気持ちなんです。

 今日のこととか、絵本の題名とか内容とか、本を読みにきたおばさんのこととかすっかり
忘れちゃってかまわない。だけど、ある日ある時、あれこれどこかで聞いたことあるかも。
こんなようなフレーズ、どこかで聞いたことあるかも、とふと思い出してくれたらなあと…。




 荒井良二さん。とっても魅力的な人だと、再確認しました。
 それと、すごく親近感というか、全然知らない人じゃないみたいに思っている自分自身にも、
再度驚いています。(私の知人に青森県出身の男性が居て、その人の話し方が、なんかすごく
荒井さんに似ていて、そのせいだと思うのですが、まるでずっと昔から知っている人のように
ずうずうしくも感じています。)
 

 そうそう、質問コーナーでの話をいくつか。

 「好きな色は何色ですか?」 この質問が3人の方から寄せられていました。
 「赤です」 (←この日も赤いシャツに赤い靴でした)

 「好きな野菜は何ですか?」
 「え~野菜?? 野菜…あ、あれあれ、しゃきしゃきっとしてて、夏の時期だけで、
 その土地によって呼ばれ方が違って、あれなんだけっけ? つけ菜かな、つけ菜」

 「自分以外の絵本で、好きな絵本は何ですか?」
 「ん~たくさんあるから…。あ、スウェーデンの作家でヨックム・ノードストリュームの
  セーラーとペッカのシリーズはおもしろいね。」

 「最近買ったCDは何ですか?」
 「ん~なんだったかなあ。酔っぱらうとさあ、下北沢の中古CD屋に行って、まとめて
 買っちゃうんだよね。ん~なんだろう。なんだっただろう」





 
 トークショー終了後、サイン会に。
 001番を持っている私は、一番目です、嬉しい。

 娘の名前をすごく気に入ってくださって…「ほんとにいい名前だと思って、
 漢字だったらどう書くの?


 こどもの名前褒められるのって、かわいい子だねえ、とか、賢そうと言われるのより、
 もしかしたら、一番うれしいかも。

 荒井良二さま。

 ぜひ次の機会まで、その名気に入ったこと、忘れないでいてくださいね。




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角野栄子さん・続

2007-05-11 11:11:55 | 好きなもの・おでかけ

 せっかく角野栄子さんの講演を聴いたのですから、そのお話の中味も記しておこうと思います。

 講演会は、5月3日から5日まで行われていた「
上野の森 親子フェスタ」のHPで知って、
申し込んでみたのですが、当日会場に行ってみると、
大きな着ぐるみアッチも来ていたし、
壇上のテーブルには全6巻パペット付きの本が用意されているし、案内パンフレットをよく見ると、
ポプラ社協賛と書いてあるので‥あ、本の宣伝??と思ったのでした。

 ちょっとひきぎみの気持ちでしたが、本物の角野栄子さんが壇上に現われ、お話が始まると、
もやっと感よりも、その喋り方が、叔母に似ているほうが気になって(笑)、そしてしだいに、
お話に引き込まれていきました。

 「ちいさなどうわたち 全6巻」を刊行するにあたって、ぜひこのお話は入れてもらいたい、
という強い思いがあったことや、どうやってそのお話が誕生したかについて語られたのですが、
全集の中の物語をひとつも読んだことがないゆえ、「共有」することができず、すこし残念でした。



 1時間余りのお話の中で、最もおもしろかった部分は、角野さんが25歳の時にブラジルへ移民として渡り、
そこでブラジル語をどのように習得していったかというくだりでした。

 ブラジルで生きていくためには、働かなければならず、働くためには、言葉がわからなければならず。
必要に迫られ、同じアパートに住んでいた15歳の少年に頼みこんで、「先生」になってもらったそうです。     
なぜ、その少年を「先生」に選んだかといえば、それは、「子供だったらお金を払わなくていいでしょ?」と角野さん。
まるで、ついこの間のことのように笑いながら言いました。

    彼のおうちは、お父さんが大道芸人で、お母さんが歌手なの。
   だからその子もね、全身リズムの固まりみたいな子でね、始終何かを叩いているし、
   喋る時は体をゆすっているし。ブラジルの子だから、サッカーもすごく上手で、
   玉ねぎでもじゃがいもでも、なんでも蹴っちゃうのよ。それでね、絶対下に落とさないの。

 赤ちゃんがいろんなものを吸収し、覚えていく時と同じように、ブラジル語に対して「赤ちゃん」だった自分に、
その少年の教えてくれた言葉は、リズムとともに入ってきて。そうやって覚えたことは、いつまでもいつまでも
忘れないものだと、おっしゃっていました。
 5歳の時にお母さんを亡くした自分に、お父さんが語ってくれた様々なお話が、成長しても、いつまでも心に
残っているのと同じようなものだとも。

 
 そうそう、そのブラジルの少年のお母さんが、日本人と知り合いになったのだからと、日本のことを歌って、
レコードにしたいと言ったのだそうです。そして角野さんも、その方と一緒に、バンドのメンバーを集めたり、
八百屋さんの奥にある、マイク1本が立っているきりの録音スタジオに行き、録音に立ち会ったりしたのだそうです…。
 遠い遠い昔のブラジルの話なのに 『ブエナビスタソシアルクラブ』の映画のシーンが、いつの間にか、
私の頭の中ではだぶっていました。

 角野栄子さんが、お若い時に、ブラジルに住んで居たことは知っていたけれど、音楽とはちっとも結びついて
いなかったので、その意外性がなんとも楽しく、また、角野さんにとても親密な気持ちをいつしか感じていました。

 そのブラジル録音の曲には後日談があって。 
 長い長い間忘れていたのに、ある時、小室等さんと対談する機会があり、そこでもレコードの話をしたそうなのです。
どんな歌なの?歌ってみてよ、と言われても、ちっとも思い出せないからだめと答えていたのに、小室さんが「こんな感じ?」と
ギターを弾いてくれたら、なんとすらすらと歌詞が出てきて、1番だけなら、すべてが歌えたそうなんです。

    「それからね、毎日毎日、その歌を歌っているんです。
   貰ったレコードだって、とっくの昔にどこかへ行っちゃったし。
   毎日歌ってないと、忘れちゃうでしょ?」と、角野さん。

 その歌、どんな感じなんでしょう。ワンフレーズでいいから歌って欲しかったなあと、今も思っています。
  
 

 

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