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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

いつもちこくのおとこのこ

2008-02-08 17:28:38 | ひらきよみ(読み聞かせ)

もう2週間も前になってしまうのですが、1月25日(金)に4年生のクラスで
↓の本を読みました。

ジョン・バーニンガム展が開かれるのを知っていたから選んだのか、
本を選んだあとに、原画展のことを知ったのかは忘れてしまいましたが、
なんか私は3学期になると、ジョン・バーニンガム作品が気になりだすようで(笑)、
昨年も、3学期に『エドワルド せかいでいちばんおぞましいおとこのこ』
2度ほど読んでいました。


  いつもちこくのおとこのこ(あかね書房)

  『いつもちこくのおとこのこ』
ジョン・バーニンガム 作 谷川俊太郎 訳



この本のおもしろさは、なんといっても主人公の名前が
繰り返し繰り返し、出てくるところです。

思いも寄らぬ騒動に巻き込まれた結果、遅刻して学校へ着くと、
恐い顔の先生に、毎度毎度

「ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、ちこくだね。」
と叱られます。


私が最初にこの絵本を知ったのは、図書館で行われた
おはなし会のときで、娘がまだ保育園の頃でした。
その時も、そんなことありえないでしょ!という騒動の内容よりも、
お決まりのせりふ 「ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」
の方が、印象に残りました。

自分で、ゆっくりページを開きながら思うのは、表情豊かに怒りまくる
先生に較べて、ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーが
いつも淡々としていることです。
自分には落ち度がないと主張するわけでもなく、一方的に叱られて
反抗的になるわけでもなく‥。

絵本から、何か教訓めいたことを引き出すつもりはまったくないので、
ジョン・パトリックの態度をこれ以上言及しませんが、

もっと おべんきょうしに でかけていった。

で終わる結びの文章は、なんか深いなあと思っています。





ところで。
ジョン・バーニンガム原画展@大丸ミュージアム とっても楽しみに
しています。10日(日曜)には、たぶん見にいかれると思うので。
たしか、2年前も同じ場所で、「
絵本作家ワンダーランド」というのを
やっていて、そこで『旅するベッド』の原画を見ましたっけ。



コメント (8)
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