連休前の木曜日(3月19日)は、とうとう最終回になってしまった
ヒルサイドセミナーの日でした。
その日は、初夏を思わせるような良い天気‥
毎月毎月、予約をして帰ってくるものの、ほんとに参加できる
かなあと、仕事や家の用事のやりくりをするのですが、
今年に入ってからは、卒業式後の保護者謝恩会の準備が
始まったので、気が気ではありませんでした。
だから、参加できた!といことで「いっぱい」になってしまい、
さらには、いつものお友達に会えた喜びや、今回はさらに
ブログで知り合ってお会いするのは初めての方や、
高校時代からの友人も参加することを知ったりで‥
とても(私にとっては)盛りだくさんの、回でした。
最終回のテーマは「友情について」
友情とは、互いを見つめ合うことではなくて、ともに同じ
方向を見ることである
末盛さんが、その一文を手掛かりに、
親友、夫婦、恋人、あるいは親子の間での「友情」を
本の中や、ご自身のエピソードを介して、丁寧にご紹介
くださいました。
時間がたつにつれて、しだいに心に沁み入ってきたのは‥
重吉の妻なりし今のわが妻よ ためらわず彼の墓に手を置け
八木重吉亡き後、彼の奥さんと結婚し、重吉の残した歌を、
世の中に広く知らせた吉野秀雄の詠んだ歌です。
男女間の色々があったあとでも、
男女間の色々を超えたところに、友情は成り立つということですね。
末盛さんのお父様、舟越保武氏と、画家の松本竣介氏との
話の始まりは、夏の夕方のすみれ色の空は竣介の空 だと
いつもそう言ってたお父様の言葉でした。
松本氏は、県立盛岡中学校の同窓生で、のちに洋画家になり
36歳の若さで逝ってしまったということを、あとで調べて知りました。
保武氏のご葬儀のときに、ポケットから大理石でできた
勾玉のようなものを取り出して、みなに見せたのは
彫刻家の佐藤忠良氏のエピソードだったでしょうか。
それは、フランスで個展をひらくことになった友の渡仏の際に
保武氏が贈ったものだったとか‥
友との間に長い年月行きかう気持ちは、こっちの世界と
あっちの世界に分かれていっても、かわることはないのだと
私も容易に想像がつく年齢になったと、思いながら聴き入りました。
紹介された本の中で、私が求めて帰ったのは
「スノーグース」
「チャリングクロス街84番地」もすごく気になったので
続けて読んでみるつもりです。
レジメの最後には、「たびのなかま」 私たちは旅人‥‥
と記してあり、生を受けてから、誰もがみなそれぞれの道を
曲がったり休んだりしながら旅を続けているのだと思うのでした。
‥ ‥ ‥
このセミナーの楽しみは、末盛千枝子さんがご紹介して
くださる本や絵本のお話に始まり、末盛さんご自身の
思い出話や、お知り合いの方々のエピソードを聞けること。
そして、仲良しの友達と会えること、いつもことり文庫さんが
出張していて、こうめさんに会えること‥と意識していたのですが。
前半5回、後半5回のすべてのセミナーに参加できたのは、
「同じ方を向いている」方々と、一緒だったということに
尽きるのかもしれません。
秋には、このセミナーが本になって出版されるそうです。
そしてその記念に何かイベントもあるとのこと‥
とても楽しみです。
*以下は、このセミナーの過去ログです*
part1 part2
1回目 4月17日 1回目 10月16日
2回目 5月15日 2回目 12月4日
3回目 6月14日 3回目 1月15日
4回目 7月8日 4回目 2月12日
5回目 9月4日 5回目 3月19日
ヒルサイドセミナーの日でした。
その日は、初夏を思わせるような良い天気‥
毎月毎月、予約をして帰ってくるものの、ほんとに参加できる
かなあと、仕事や家の用事のやりくりをするのですが、
今年に入ってからは、卒業式後の保護者謝恩会の準備が
始まったので、気が気ではありませんでした。
だから、参加できた!といことで「いっぱい」になってしまい、
さらには、いつものお友達に会えた喜びや、今回はさらに
ブログで知り合ってお会いするのは初めての方や、
高校時代からの友人も参加することを知ったりで‥
とても(私にとっては)盛りだくさんの、回でした。
最終回のテーマは「友情について」
友情とは、互いを見つめ合うことではなくて、ともに同じ
方向を見ることである
末盛さんが、その一文を手掛かりに、
親友、夫婦、恋人、あるいは親子の間での「友情」を
本の中や、ご自身のエピソードを介して、丁寧にご紹介
くださいました。
時間がたつにつれて、しだいに心に沁み入ってきたのは‥
重吉の妻なりし今のわが妻よ ためらわず彼の墓に手を置け
八木重吉亡き後、彼の奥さんと結婚し、重吉の残した歌を、
世の中に広く知らせた吉野秀雄の詠んだ歌です。
男女間の色々があったあとでも、
男女間の色々を超えたところに、友情は成り立つということですね。
末盛さんのお父様、舟越保武氏と、画家の松本竣介氏との
話の始まりは、夏の夕方のすみれ色の空は竣介の空 だと
いつもそう言ってたお父様の言葉でした。
松本氏は、県立盛岡中学校の同窓生で、のちに洋画家になり
36歳の若さで逝ってしまったということを、あとで調べて知りました。
保武氏のご葬儀のときに、ポケットから大理石でできた
勾玉のようなものを取り出して、みなに見せたのは
彫刻家の佐藤忠良氏のエピソードだったでしょうか。
それは、フランスで個展をひらくことになった友の渡仏の際に
保武氏が贈ったものだったとか‥
友との間に長い年月行きかう気持ちは、こっちの世界と
あっちの世界に分かれていっても、かわることはないのだと
私も容易に想像がつく年齢になったと、思いながら聴き入りました。
紹介された本の中で、私が求めて帰ったのは
「スノーグース」
「チャリングクロス街84番地」もすごく気になったので
続けて読んでみるつもりです。
レジメの最後には、「たびのなかま」 私たちは旅人‥‥
と記してあり、生を受けてから、誰もがみなそれぞれの道を
曲がったり休んだりしながら旅を続けているのだと思うのでした。
‥ ‥ ‥
このセミナーの楽しみは、末盛千枝子さんがご紹介して
くださる本や絵本のお話に始まり、末盛さんご自身の
思い出話や、お知り合いの方々のエピソードを聞けること。
そして、仲良しの友達と会えること、いつもことり文庫さんが
出張していて、こうめさんに会えること‥と意識していたのですが。
前半5回、後半5回のすべてのセミナーに参加できたのは、
「同じ方を向いている」方々と、一緒だったということに
尽きるのかもしれません。
秋には、このセミナーが本になって出版されるそうです。
そしてその記念に何かイベントもあるとのこと‥
とても楽しみです。
*以下は、このセミナーの過去ログです*
part1 part2
1回目 4月17日 1回目 10月16日
2回目 5月15日 2回目 12月4日
3回目 6月14日 3回目 1月15日
4回目 7月8日 4回目 2月12日
5回目 9月4日 5回目 3月19日