あけましておめでとうございます。
年末に色々なこと思って、ブログにも目標を掲げましたが、
早くも、挫折しそうな気がしてきたり、弱気な方の自分が出てしまいそうな気配が
漂っていますが、もうひとりの、カラ元気の方の自分を引っぱり出していこうと
思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
クリスマスの頃から、昨日まで、ムシェロヴィチの本を読んでいました。
『クレスカ15歳 冬の終りに』 と 『金曜日うまれの子』
どうして、こんなに読み進むことができないのだろうと、あきれるくらい『クレスカ~』には
手こずりました。
ポーランドの地名や、人の名前がとても覚えにくいということも、一因だったと思いますが、
題名にもなっている、クレスカが主人公のはず、と思いながら読み始めたのに、
どこにでも、出てくる、誰とでも、絡んでくる少女(本名アウレリア)の存在が、
よくつかめなかったから、それに困惑したというか、イラついていたような気がします。
でも、辛抱強く読んでいたら、突然、残り3分の1くらいのあたりから、おもしろさが
広がってきて‥それは、アウレリアがどこの子で、母親が誰で、どんな人か
というのがわかってきたあたりからなんですが‥
はじめから、ぱらぱらと読み返してみたりしました。
クレスカと男ともだちの関係も、最後まで、ひやひやしました。
うまくいくんだろうなー、元々好きだった子と、と思ってはいたものの、感情の
ぶつかり合いというか、気持ちをことばで表すのがヘタというか‥そういう思春期の頃の
人たちの不器用さを、十分味わった気がします。
アウレリアがどんな子で、彼女を取り巻く人たちがどんな環境で暮らしているのかが
よくわかっていただけに、続きの『金曜日生まれの子』は、本当に、サクサクと
気持ちよく読むことができました。
『クレスカ~』の時から、10年たっていて、アウレリアは高校生になっているし、
時代も1993年。私にも容易に思いだせる年代で‥その頃のポーランドは
そういう風になっていたのかと(クレスカの時とは、まるで違う体制になっています)
思いながら読むのも楽しかったです。
それになにより、『金曜日~』の方には、アウレリアのおばあちゃんが登場します。
1993年6月。
ポーランドの田舎町で、おばあちゃんと暮らすうちに、なんとか自分を取り戻し、
アウレリアが生き生きとしてくる様子や、ふたりのボーイフレンドとのやりとり
なんかも、おもしろかったです。
というわけで、図書館でさらに2冊、ムシェロビィチの本を予約しました。
「確保できました」メールが届くのが楽しみです。