6月最後の土曜日、こひつじ文庫さん主催の講演会へ出かけました。
このたびは、絵本編集者であり、作家でもある松田素子さんのお話です。
あらかじめ決まっている「2時間」の中に、ご自身の絵本との出会いや
講演を通して知った子供たちのこと、子供たちとの関わり方のこと、
ご自身の座右の銘、おばあちゃんのお話、まどみちおさんのこと‥
もうほんとにありとあらゆるところにお話は飛んでいったのですが、
そのどれもが最後にはきっちりとまとまってきて、とても濃密な2時間でした。
とてもとてもまとめきれないのですが、手帳の殴り書きをみているうちに、
そこに記したことだけでも、このブログに残しておこうという気持ちに
なりました。たぶん、ここだけ読んだのではなんのこっちゃ??!!
だとは思いますが。
その前に余談ですが、だいぶ前に一度だけ、私、はなしかけてもらったこと
(正確には娘に話しかけてくださったと思う)がありまして‥
たぶんこの絵本に関する展示を観に行った時だと思うのですが。
その時の印象、そのままの方でした。
(その時のログも、残ってました。)
***
松田素子さん、1955年山口県出身。
「わたしいま64歳なんですけど‥」と出だしでいきなり言われて‥
(ココロの中で「えっーーーーー」と思いました、私。
ぜんぜんまったくそんなふうに見えませんもの。
そして、いずれやってくる(自分の)60代がこわくなくなって
きたかも、と思いました。このままフツーにやっていけばいいんだと
すこし思えてきたのです。)
21歳まで、絵本というものに触れたことがなく、絵本に開眼したのは
この本に出会ったからだそうです。
自分に自信がないことを、もはや自分の長所なのではないかと
思っている。困ったら「こまったアンテナ」を高く上がればよい。
(自信がないことをポジティブにとらえている、と思い、ココロが
固まらず動くことが大事なんだなーと、聴きながら思ってました。)
主語をなくすな。
便利さのわな。
絵本にとって「めくる」という動作の大切さ。
百聞は一見にしかず 百見は一考にしかず 百考は一行にしかず
頭の上に空を乗せる。
頭で空を突きながら歩く。
(おばあちゃんから言われた言葉だそうです。)
ヒューマンという言葉の語源はラテン語で「腐葉土」のこと。
おとなの深読み会。10年以上たった絵本、基本、絵をみて、
ただ感想を言い合うだけの会。
*紹介された本で、読んでみたいなーと思ったもの。
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