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フォーレの子守唄

2009-11-02 21:17:22 | 名曲

子守唄 (1893年~96年)Berceuse op.56-1 ガブリエル・フォーレ Gabriel Urbain Faure(1845-1924)
ピアノ連弾のための組曲「ドリー」の第一曲です。

ドリーは、1892年に生まれた銀行家の孫エレーヌの愛称で、フォーレは彼女の2歳の誕生日にこの曲を贈っています。その後も彼女に曲を贈りそれをまとめたものが、組曲「ドリー」です。

1. 子守歌   2. ミ-ア-ウ   3. ドリーの庭   4. キティー・ヴァルス  5. 優しさ  6. スペインの踊り

フォーレは女性関係がいろいろあったた人で、当時はマリー・フルミエと結婚していましたが、ドリーの母、エンマ・バルダックは愛人で、ドリーはフォーレの子どもだとも言われています。

エンマ・バルダックはその後ドビュッシーと結婚、二人の間にうまれたクロード・シュシュのために、今度はドビュッシーが「子どもの領分」を書いています。

古典派と、近代の間に位置する作品で、調性を変えながらも、形式を守っています。