昨夜、辻井伸行さんのヴァン・クライバーン国際コンクールでの、20日間を追ったドキュメンタリーを見ました。
伸行さんの言葉、練習は楽しい、一度も嫌だったことはない。
運営する音楽家の話、ホールは礼拝堂で、私達演奏家はそこで、礼拝をあげる。私達の神はシューマンやブラームスやベートベン。
室内楽の共演者の言葉、自分の考えだけにこだわって、心を閉ざしている人はいなかった。重要なことは共演者の言葉や、意図に耳を傾けることができるか?ということです。
共演の指揮者の言葉、ノブは息の音を耳で聴いて、あわせる。耳による合わせ方は、視覚によるそれよりも、ずっと優れているのかもしれないと思いました。
ホームステイをする、ホストファミリーを念入りに選出し、コンクールの出演者のために環境を整えること。優勝者に一年間の演奏世界旅行がついていること、この財団が、優勝者だけでなくファイナル入賞者を育てるために、その後いろいろなサポートを行うことなど、人を育てるシステムを築き上げていることに感心しました。