学校閉鎖がやっと解けて、久しぶりの児童会。しかし、学級閉鎖もあり、来ていない子どもが多くかったです。インフルエンザ真っ只中の子どももいて、欠席の連絡を何件かもらいました。
インフルエンザ対策で、学級閉鎖は、世界でも類を見ないほど、効果をあげているそうです。
それでも、学校は再開できてよかった。まず、生活が安定しないと、子どもも親も安心できません。学校が休みでも、子どもを誰にも頼めず、職場を休めない親がいます。子ども達だけで家にいて、結局学校に遊びに来る子ども達もいたそうです。家庭もいろいろですが、ぎりぎりの生活を維持している家庭の親ほど、休めません。
いのちには変えられませんが、あまり続くと、他の事が心配になってきます。
リーマンショック以来、職を失った親もいます。失職がきっかけで、離婚や転居、母親が仕事に出るなど、家庭環境がここ数ヶ月で激変した子どももいます。親が孤立しないように、社会が関ることも、子どもの育つ環境を安定させるために必要なことではないかと、強く思います。
細くても、学校と言う社会と繋がる糸があるのとないのとでは、大違いです。この仕事を始めてから、子どもを学校に送り出してくれる親に感謝するようになりました。
私達は、みんな、同じ船に乗っている仲間なんだと思います。競争したり、貶めあったりして船の空気が悪くなるとみんなその醜い空気を吸うことになります。
へたくそで、ちっとも進んだようには見えないけれど、少しでも子ども達が美しい空気の中で育つことができるように、まず、大人である私達が良い仲間関係築きたい。そんな風に思います。
今夜は、大阪樟蔭大学マンドリンソサエティの第44回定期演奏会。
同期の6名と夕食をとってからでかけようと、梅田で待ち合わせていると、Mさんが一つしたの学年の後輩Iさんを伴ってきました。
Iさんは私の高校のときのブラスバンドの後輩でもあり、懐かしい話で盛り上がりました。
プログラムは
海の組曲 アマディ作曲
ゴンドラ漕手の唄 メッツァカーポ作曲
魔女の谷 メニケッティ作曲
プレクトラム四重奏 ムニエル作曲
日本の四季 葛原睦子編曲
ハンガリー舞曲 第5番 6番 ブラームス作曲
神の子羊 ビゼー作曲
ペルシャの市場にて ケテルビー作曲
詩人と農夫序曲 スッペ作曲
伝統の音は健在です。学生達が演奏に集中している様子を見ると、本当に感動します。
若い頃の集中って、今と全く質が違う気がします。
先生や、先輩、後輩、仲間と支えあい、競うあうことで、自分の限界を、日々突破していく。
苦楽を共にした仲間は、今でも大切です。
終演後、Iさん、Mさんと帰路一緒に話していると、Iさんと同期のTさんの訃報を聴きました。
ずっと会っていなかったので、在学中の彼女の姿しか思い出せません。真面目で、どんなに疲れて、苦しい時でも、明るく仲間を思いやる人でした。
子育てをほぼ終えて、これからまた、音楽や、自分の楽しみに復帰しようと言う矢先でした。
二人と別れるとき思わず、「元気でいてね。」といってしまいました。
まだ、ずっと私達の時間は続くと当たり前のように思っていた自分に気づきました。
ばかだな…。