音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

梅田でレッスン

2009-11-11 20:45:59 | 音楽

今朝の大阪は豪雨でした。11時前には秋雨程度になっていましたが、これは雨の大江橋から見た景色。
大阪市役所のエントランスに、秋の花菊の花が飾られていました。


今日のレッスンは、デュオ。「あわせようとすると、逃げていく。二人の音が一つに聞こえたら、自分の音が聞こえないので、音を下げる癖があるよ。KYさんは高めに逃げる。自分が出ようとしたらだめだよ。ゆっくり、ゆっくりあわせる練習をしたらいいよ。」

そして、早く演奏したがる私に「弁慶と、義経のお話知ってる?ふのりを作るのに、お米をたいたのをつぶして作るんだけれど、弁慶は大きな鉢にすりこぎでいっぺんに入れて作ろうとするけれど、義経は一粒、一粒つぶしていくんだよ。仕事のたけは大きいけれど、弁慶は粒が残るよね。義経は時間はかかっても確実にお米はつぶれているよね。早く演奏しても、『すごいなぁ』と言われるかもしれないけれど、やっぱり粒が一杯残っているよ。良い演奏ではないよ。」

質をあげなさい。と言うことなんだと思いました。

Kさんとデュオの練習でも、先生に言われたようにゆっくり聴きながら練習してみましたが、気がついたら早くなっています。ちょっと丁寧になった気がしますが、少しだけ。お互いの音を聴いている余裕もありません。次の練習では録音して、もっとよく聴いてみることにしました。

今日は枚方に帰ってからは、ピアノのSさんと合わせ。野田さんの「宵待草」テンポを上げると、イージーリスニングのような演奏になっていました。そこで、左手低音の音の流れを聴きながら演奏することを提案して一緒に演奏してみると、全く違う、しっとりとした演奏になりました。
こんなに変るかと思うくらい。これだから、おもしろい。