音楽の喜び フルートとともに

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ベルリンの壁崩壊の日

2009-11-09 23:13:36 | 哲学

パンジーは今や寄せ植えには、無くてはならない花です。花期も春から秋にかけて長く咲いています。

今日は、20年前ベルリンの壁が崩壊した日です。
1961年、壁が建設されたことを知ったケストナーは「吐き気がする。」と日記にかいています。
それから、28年。聳え立ち、人々を分断し、越えようとした者のいのちを奪い続けた壁が、あんなにあっけなく、流血も無く崩壊するとは、私には想像も出来なかったことです。

しかし、後でわかってきたことですが、不動に思えた壁のあちらとこちらで、崩壊のずっと以前から情報が行き交い、崩壊の当日には、待ち受けていた西側の人たちが、東側の人たちを通す話ができていたというのです。

情報が行き交う、と言うことがあの奇蹟に思えるような変化を引き起こしたことは間違いありません。

情報統制が行われ、操作、監理されている国は、存在します。急いで壁を厚く塗り固めて安全保障をすることよりも、人々に情報を渡すこと。それこそが開放をもたらすことを壁崩壊は示しているような気がしてなりません。