音楽の喜び フルートとともに

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音楽であそぼう 11月

2009-11-14 20:18:24 | 音楽で遊ぼう

今日は、「音楽であそぼう!11月」私が住む枚方市は長い菊人形の伝統がありました。残念なことに、人気は下火になり、ついに予算不足で、3年ほど前に中止になりました。しかし、伝統の技をうけつごうと、小学校などで、菊を育てているところが多いです。この小学校にも見事な菊が咲いていました。


今日の「音楽であそぼう!」は野田さん編曲の「宵待草」の演奏を聞いてもらうことからスタートしました。

次は用意した布の下に楽器がいくつかあります。教卓の陰に隠して、ひとつづつ音を聴いてもらいます。

「さて、どんな楽器でしょうか?わかった人は手を挙げて言ってみて下さい。」
マラカス、カスタネット、鈴などのおなじみの楽器、音楽室にあるトーンチャイム、カウベル、ウッドブロック、カバサとともにSさんが買ってきた楽器を混ぜてきいてもらいました。

これは楽器屋さんで売っていましたが、「健康の玉」振ると金属の触れ合うような音がします。


「これ、おばあちゃんとこにある。」私達ははじめて見ましたが、使っている人がいるんです。

そして、これがこの前名前を忘れた楽器、「スプリングドラム」恐竜が鳴くような音がします。


あてっこをすると、いつもより子ども達は音そのものに意識が集中するようです。
スプリングドラムを聞かせると「なんか、怖い音がする。」「お化けが出てくる時の音みたい。」
「そう?お化け出てくるかな?見てみようか?」「えーっ!何それ!触らせて」と大騒ぎ。「後で全部触れるから、ちょっと待ってね。」


ネパールのティンシャ。シンバルのように鳴らすのではなく、ぶら下げて側面のへりとへりをぶつけます。高い澄んだ音で、いつまでも、ここまで響くかと思うほど響きます。


「きれいな音がする。」「音が聞こえなくなったら、手をあげてね。」
いつも、騒がしい子ども達が、じっと聞いています。すぐに手をあげた子もいましたが、じっくり聞いて手を上げた子もたくさんいました。

そして、最後は絵本の出番。
今回はストーリーの無い抽象画の絵本をバラバラにコピーして並べ、一枚絵を選んでもらって音楽室にある全部の楽器を使って、イメージできる音を作ってもらいました。

ピアニカとシンバルで、丸や四角、三角の並んだ絵に、不思議な曲を作ってくれた子ども達もいました。
オレンジ色の絵に、夕焼け小焼けを演奏した子ども達、緑の楕円の絵に、かえるの歌をイメージした子ども達もいました。

味をしめて、「もう一枚やっても良い?」と何度もやりたがる子どももいて、何回か楽器や絵を変えて発表してもらいました。

こんな絵に?と思うようなものでも、子ども達の音を聴くと納得。本当におもしろいです。
子どもの感性って本当に豊かです。本当に楽しかった。また、あそんでもらおうっと。