音楽の喜び フルートとともに

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仲直り

2009-11-05 21:49:05 | 子ども

今日も3クラスが学級閉鎖。少し寂しい児童会です。

「先生、助けて。」と走って私の後ろに隠れた1年生のAくん。その子を怒った顔をして追いかけてきた同級生のBくん。私の後ろのAくんを隙あらば蹴ってきます。Aくんを後ろにかばいながら、
「どうしたの?Aくん何か怒っているの?」
「Bくん、どうしたの?何かあった?」
「Aくんが追いかけてくる。僕は何もしてないよ。」」
「Bくん、蹴るのはやめて、話を聞かせて。」Bくんは聴く耳を持たず、怒り収まらない感じで、Aくんを蹴ろうとします。
そのうちAくんは私の後ろから逃げて、Bくんは追いかけて部屋の方に走っていってしまいました。
部屋には他の先生がいるので、お任せして、運動場を任されている私は、他の子ども達を見ていました。

しばらくすると、Aくんがはだしで運動場に走ってきました。その後を追いかけてBくん、それからC先生。
「Aくんはだしでなんで逃げてるの?」
C先生はAくんに追いついて抱きとめて、「Bくんに嫌なことを言ったことを謝ってないでしょ。何で謝れないのかな?さあ、謝ろう。」Bくんは憮然とした顔で、二人の前にやってきています。

そのうち謝ったのか、C先生は行ってしまいました。

今度は、AくんBくんと新しく加わったDくんが3人、私の前の見ていたブランコにのって、「こいつはいつも赤ちゃんぽいんだぞ。」「Bくんはよわっちい。ぼけだよ。」
「Aくんのほうこそおおぼけなんだ。」
「Bのあほ!」
ブランコをこぎながら、、まだ言い合っています。
間にいるDくんのうんざりした顔を見ていると気の毒になってきました。つい「AくんとBくんは、お互い嫌なことを言い合うのが好きなんだね。」と口を出してしまいました。

「え?」と二人ともきょとんとした顔をしたので、「二人は、お互いに嫌なことを言い合うのが趣味なんだね。」ともう一度言ってみました。
また続けるのかな?と思ってみていると、Aくんが突然自分のブランコから降りて、Bくんの背中に抱きついて「Bくん、ごめんね。」
「いいよ。ぼくもごめん。」
それから、3人大笑いして遊びに行ってしまいました。

本当に、おもしろいなぁ。子どもって。