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「ポール・ヴァーホーヴェン/トリック」、ポール・ヴァーホーヴェン監督独演とその映画

2014-06-09 17:58:16 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

映画冒頭5分ほどのすべり出し、そこからポール・ヴァーホーヴェン監督の「トリック」という映画の製作舞台裏を延々としゃべりまくる。

途中で、誤って、こんなメイキング映画を借りてしまったかと後悔した。

だが、借りたから仕方ない、とちょっと苦痛なしゃべりを聞き流した後で、本編が始まった。

だが、本編は、50分ほどの中編。

実は、前半部は、本編のイントロだったのだ。

ポール・ヴァーホーヴェン監督といえば、「ロボコップ」や「氷の微笑」などで知られるが。実はオランダの監督で本作の前には、「ブラックブック」という大作を撮っている。

本作品の面白いのは、5分間の映像からインスパイアされた脚本を募集し、膨大な脚本から抜粋、見事に一本の映画に仕上げたことだ。

たしかに、本編「トリック」は、男女関係のだましだまされの、それも騙しそうでない人が騙すという見事なストーリーになっている。

ポール監督の本領である、官能部分を適度に交えながら、一部グロさをもまきこみ、ラストのおちまで、見事である。

ただ、こういう、エスプリのきいた映画は、ちょっと、見る人を選ぶので、退屈する人もあるだろう。

それにしても、75歳の監督のトークに圧倒される。ドイツ語故に、字幕に追われることに。

オランダの名もない新人、意外と美人が多い。





コメント
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