「同窓生」、北朝鮮スパイとなった少年の愛

おススメ度　☆☆☆

劇場公開は1週間で打ち止め。韓国映画の不振を象徴。

韓国人気ボーカルダンシンググループＢＩＧＢＡＮのＴ・Ｏ・Ｐ（トップ）主演の映画。

３年前「戦火の中へ」で、青年兵を演じ評判となったが、今回は、北朝鮮のスパイという大変な役どころを演じ大活躍。

音楽活動をつづけながら、武術も会得するというスケジュールのなか、難役をこなしている。

父が工作員としての活動で失敗し、北朝鮮スパイを命じられ、妹を救うため、南へ亡命したミョンフン（トップ）。

そして、身元引受人の下、高校へ途中入学する。

韓国の高校では、いじめが常套化、たまたま、隣の席のヘイン（女子学生）は男子学生の標的にされていた。

それをかばったミョンフンも殴られることに。

しかし、北朝鮮でスパイ教育を受けたミョンフンは、本気を出せば、相手ではなかった。

前半は、高校でのミョンフンの活躍が中心に話は進むが、

後半、北朝鮮スパイの分派活動のおかげで、スパイ同士の争いが激化。

ついには、ミョンフンの身も危なくなる。

ミョンフンは妹がかわいくてならず、肌身離さず妹の写真を持っている。

妹をも巻き込んでの、スパイの争いがエスカレート。

最後には、同窓生のヘインにまで手が及ぶ。

ミョンフンとヘインは、同窓生の関係だった。それは、まだあわい恋未満の関係だった。

韓国映画らしい感動物語。

ただ、北の絡みが複雑でちょっと理解しづらいところがあって残念。