おススメ度 ☆☆
俳優の大槻義丹が脚本・監督。
昨年公開されたが、東日本大震災後の南相馬市(福島第一原子発電所の近く)が舞台で、現地ロケしているので、震災後のあちこちの風景が見られます。
東京で、企業を立ち上げ、秘書ともいい関係の田口、失敗して借金の末、福島の叔母の元へ。
そこには、ちょっと頭の弱い叔母の娘みゆがいた。
そして、ミユの彼氏とも親しくなり、飲み屋で飲み明かす。
昼間は、ボランティアで震災の後片付け。
線量計を買って、付近の線量を測定する。
ミユの彼氏は、大麻を吸っており、大麻と原発を対比する面白さ。
淡々と、物語は進むが、南相馬村を映すことで、原発に対する批判映画になっている。
綺麗な海が舞台にあり、震災後の広々とした光景が印象的。
題名は「裸のいとこ」と官能映画っぽいが、その味は薄い。
原発事故を題材にした映画が多いが、あまり成功していないのはなぜだろうか。