おススメ度 ☆☆
コミック好き、黒執事好き、水嶋、剛力、優香好き ☆☆☆
原作とはちょっとがって、東西に分かれた仮想の国家。
黒執事は、女王の密命を受ける幻蜂家当主の命令を聞きことの解決にあたる。
当主は、なぜか、女でありながら清玄(男)を名乗り、片目には眼帯が。
大使館員の連続ミイラ化怪死事件の解決を頼まれる。
冒頭、集団に囲まれた清玄が、黒執事に「やれ」と命令すると、その素早い必殺能力で、相手を次々となぎ倒し(ワイヤーアクションが活躍)、この映画のもう一つの楽しみがアクションであることを思い知らされます。
一方で、町から次々と若い女性が連れ去られ、二つの事件が関係あることがわかります。
清玄は、幼いころ両親を殺され、不遇の身で、その復讐を狙っています。
清玄には、叔母がいますが、なかなかの切れ者で、後半に絡んできます。
そのほか、メイドがいて、メガネをかけ実におとなしい女性ですが、彼女が大立ち回りをするのはびっくりです。
水嶋ヒロは、しばらく映画出演を封印してきましたが、3年ぶりの復帰です。か弱そうでありながら、どこかすんだ瞳で、カールのかかった黒髪、どこか謎を秘めてそうで、適役です。
剛力彩芽が清玄を演じていますが、ちょっと女女し過ぎのように感じました。
それに比べて、優香は貫禄の演技でした。
大企業の薬の開発が絡んで、タロットといい、どこかおどろおどろしい出来です。