おススメ度 ☆☆
日中交流映画好き ☆☆☆ ちなみに本作は、日中合作。
日本へ留学、映画を勉強したジャンチンミン監督作品。
18年も温めていた企画がようやく実現。倍賞千恵子を主演に撮りたかったと。
それだけあって、倍賞千恵子の熱演が光る。千葉の農家のおばあさんだが、実は囲碁界の重鎮だったという話。しゃきっとした和服姿の倍賞は、さすがの貫録。
囲碁天才といわれた青年が、日本で囲碁修業をしようと来日したが、生活も就職もうまくいかず、大都会東京でまごついていた時に出会ったのが、千葉の農家から行商に来ていたおばあちゃん。
碁石をバラまいて困っていたところを助けられ、さらに、ラブホの仕事まで紹介され仲良くなっていく。
そして、囲碁大会に出場することに。
一方で、おばあちゃんの孫が、恋人の借金問題のトラブルから、殺人を犯し、自らも傷つき、青年の元へ転がり込む。
そして、千葉のおばあちゃんの家へ。徐々に明らかにされる、おばあちゃんの囲碁人生。
囲碁が主体だが、恋人との関係、家族の絆、囲碁界の伝統などが絡んで物語は進むが、
中国人俳優のたどたどしい日本語と演技の問題もあって、感情移入しずらい映画になっている。
一方、傷だらけの孫の存在が、なぜ病院にいかないのか説明が不十分で、話を分かりずらくしている。
折角の、日中友好の映画なのに、広く見て欲しいのだが