おススメ度 ☆☆☆
復讐劇の割には、可愛い題名ですが、日本名でハチドリ、だがこの映画で使われているのは、アフガニスタンで使われていた無人探査機のことです。
ロンドンの下町で浮浪者として暮らすジョセフ(ジェイソンステイサム)、戦地で非情な殺りくをし、軍法裁判から逃れて、精神を病み、酒浸りのその日暮らしをしていた。
彼が大切にしていた少女が行方不明に、その行方を探すうちに地回りの男に追いかけられ、迷い込んだ家が、秋まで留守にしていたゲイの写真家の家。
そこで、その男になりすまし、金や車を自由に使えることに、中国マフィアらの裏社会へと入っていく。
全体に、イギリス映画であるせいもあって、今までのジェイソンのアクションスタイルの出来とはちょっと趣が違う。アクションシーンもあるが、きわめて控えめ。
一方、浮浪者時代に知り合った修道女と、めぐり合う機会があり、恋心を掻き立てる。彼女にドレスをプレゼントして、写真展に招待するなど、ジェイサムの紳士づらが見られる。
結局、少女は殺されており、復讐するのだが、結末はちょっと曖昧。
ジェイサムの大人の演技を堪能するもよし。