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「光」、カンヌ映画祭エキュメニカル賞受賞の河瀨直美監督作品!

2017-06-03 19:03:29 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

光 目の見えない人にとって、光とは?

ディスクライバー(音声ガイド原稿制作者)の尾崎美佐子(水崎あやめ)、彼女はまだ新米なので、モニターである視覚障碍者からアドバイスを受けている。

その中に、弱視のカメラマン雅也(永瀬正敏)がいる。彼はぶっきらぼうに辛辣な批評を加える。

この二人の触れ合いを通して、光の意義を紡いでいく。

主演の永瀬正敏は、自ら映像作家としても活躍しており、この映画でも、彼の作品が多用されている。

そして、絶食という枷を課して、見えなくなる映像作家を、その動きで演じている。

アップとフレームの絞り込みと、手持ちカメラで、揺れ動く斬新な映像で、その姿を描いていく。

そして緑の自然の揺れ動く映像は、河瀨監督おてのもの。

主として、彼女のホームタウン奈良を舞台にしている。

そして、ディスクライバーが、解説する映画の俳優(神野美鈴)と監督(藤竜也)。

痴ほう症の美佐子の母と今は亡き父。

雅也のカメラの盗難と破棄。

そして2人の接近。

これらを描いて、二人の成長と未来を描いている。

それにしても、光の使い方はうまい。

ラスト、映画の解説を樹木希林が担当している。

 

 

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