おすすめ度 ☆☆★ (劇場鑑賞)
タップダンス好き ☆☆☆★
ラスト24分のダンスショーは、ダンス好きにはたまらないショーシーンだ。
これはまさに圧巻。構成もこっていて、これで一つのドラマだ。
だが、ドラマ部分が、なんとも。
それぞれの人たちに抱える事情があって、それがダンスともかかわるのだが、
物語的に魅力に欠ける。
冒頭、水谷自身が、若き頃の主人公を演じて、その踊りもいいのだが。
水谷自身も、64歳。ほかの映画では、もっと若く見えたが、本映画では老人にみえる。
中盤は、若きダンサーをしごくので、この部分は、「セッション」ばりで、割と迫力がある。
劇場のオーナーを、岸部一徳が演じているが、この男が、劇中に倒れる。
盛り上がるショーに、マイナス作用だ。
タップダンスショーを見るにはいいが、そのほかでは、お勧めできるほどではない。惜しい。