ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」、過去を引きずる男の悲哀!

2017-06-26 19:25:17 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

再生物語好き ☆☆☆☆

今年度アカデミー賞、主演男優賞、脚本賞受賞作品。

マンチェスターバイザシーという漁村が舞台。マンチェスターはイギリスの都市で有名だが、アメリカにもある、しかも二つあって、区別するためにバイザーシーとしたとか。

その漁村で、仲良く暮らしていた兄弟。

だが、弟は、事件を起こして、いられなくなり失踪。近くの大都市ボストンで、便利屋をしている。

兄が心臓発作で亡くなり、身寄りのない息子を弟に託そうと遺言。

だが、傷心癒えぬ弟は、戸惑うばかり。

しかし、16歳の甥と暮らすうちに、徐々に自分を取り戻していく。

淡々とした、日常の描写に、過去を絡ませるうまい脚本に、いつしかこの映画のとりこになる。

誰にもある悔悟、その孤独はどうやれば乗り越えられるのか。

主人公は、飲んだくれで、暴力的、薬もやっていた。

でも、甥が緩衝材となって徐々に。

だが、世間はそう甘くない。

一歩、一歩か?

主人公を演じるケイシー・アフレックの渋い演技が光る。



 

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