おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
音楽・アクション・青春映画好き ☆☆☆☆
ベイビー(アンセル・エルゴート)。その天才的なドライビング・センスが買われ、組織の運転手として彼に課せられた仕事―それは、銀行、現金輸送車を襲ったメンバーを確実に「逃がす」こと。子供の頃の交通事故が原因で耳鳴りに悩まされ続けているベイビー。しかし、音楽を聴くことで、耳鳴りがかき消され、そのドライビング・テクニックがさらに覚醒する。そして誰も止めることができない、追いつくことすらできない、イカれたドライバーへと変貌する―。
音楽が先にあり、脚本があと、そして音楽に合わせた綿密な動きは、見る者の快感をいや増す。
そして今まで、なかった新しいカーアクション。
何台も車をつぶしながら、相手を振り切るアクション捌きのうまさ。
冒頭の長回しで一気に観客を鷲掴みに。
そして、ベイビーは、ウェイトレスに一目ぼれ。一気に青春映画に突入。
足を洗おうとするが、ボスがほっておくわけがない。
そして郵便為替の強盗へ。
ここからは、ガンアクション。
悪は滅びるの正統派映画で、ラストは何とかハッピーに。
そして特筆すべきは、「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」のエドガーライト監督。
全米進出して、その才能を開花。
ラブラブカップル向けの快作をものにした。