おすすめ度 ☆☆☆
母子映画好き ☆☆☆★
老舗旅館を経営するおかみが亡くなった。
三人の娘が集まり、祖母の葬儀ののち、遺産の話となって、母の遺言に「あなたたちの母は生きています」とあった。
それから、母探しが始まり、今は介護施設で、アルコール認知症で暮らしていた。
母は、老舗旅館に嫁ぐが、夫が画家志望で、愛人を作り、自殺してしまう。
それ依頼、アルコールが手放せず、アルコール依存症となり、火事をおこして、行方をくらましてしまう。
祖母からは、母は死んだと聞かされていた。
一方、三人娘はそれぞれ家庭の事情があり、悩んでいた。
認知症の母が大事に抱えていたオルゴールの曲は、三人が演奏会でピアノ三重奏を弾いた曲「カノン」でした。;ドイツの作曲家であるヨハン・パッヘルベルが作曲したもので1680年頃に作られたと言われています。
そして母が、三人の演奏会に来ていたことを思い出し、次女の結婚式に、三人で「カノン」を演奏します。
これがラストで、母も同席、最後にはにっこりと理解したことを示すのでした。
それ以後、三人娘は、母のアルコール依存症の重しを受けていたが、今後は、それが外れることになります。
出演者の演技もあって、なかなか身のある母娘物語でした。