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「ありがとう、トニ・エルドマン」、娘の会社にドイツ大使と名乗ってしゃしゃりでる父親!

2017-08-12 17:30:02 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

シリアス映画好き ☆☆☆★

ドイツ・オーストリア合作 

PG12 セックスに絡んだシーンがあります。

第69回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。ヨーロッパでは、好評で各賞受賞、

一面で、ドイツとルーマニアの貧富差を痛烈に批判している。

別人に扮して、娘の仕事の邪魔ばかり。しがない音楽教師。愛犬が死んだことで、娘の会社に出没。

娘は、ドイツの一流会社に勤務。ルーマニアの石油会社のコンサルティングをし、成功すれば、工場の職員の首を切ることになる立場。

やり手の娘だが、この軋轢で、人生の意義を忘れていく。

その立場を直感で見抜いた父親が、変装して助け舟を。

お前は、人間として生きているのか?

162分の長尺で、丁寧に描かれる、社会と会社と人間の軋轢、

娘は、徐々に自らを取り戻していく。

パーティーで父の伴奏で、好きな歌を歌い、誕生パーティでは、全裸になってお出迎え。

辛辣な風刺で、ヒューマンな人生を描いている。

ただ、ヨーロッパ風の風刺故、なじめない人には、辛いかも。

 

 

 

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