おすすめ度 ☆☆★
「ロパートキナ 孤高の白鳥」「至高のエトワール パリ・オペラ座に生きて」などバレエが題材のドキュメンタリーを多く手がけてきたマレーネ・イヨネスコ監督が、現役トップダンサーたちとその指導者、オペラ座バレエ学校の子どもたちの姿を通し、夢と伝統が受け継がれていく様子をとらえた。
したがって、練習風景が主体で、バレエの面白さを見たい人にはちょっと物足りないかも。
今までとりためたフィルムの蔵出し感あり。
ただ、教える側と教えられる側との会話で、オペラ座の伝統が受け継がれていく様がうかがえる。
登場人物は、マチュー・ガニオ、ウリヤーナ・ロパートキナ、アニエス・ルテステュ、オニール八菜等、夢を継ぐバレリーナが多彩。
パリオペラ座を盛り立ててきた人たちの熱意が伝わる。
そしてこれからの生徒たちを映し、今後に期待がかかる。
バレエに造詣が深い向きには貴重な映像なのだろう。