おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
シリアスドラマ好き ☆☆☆☆
ロシア・フランス・ドイツ・ベルギー合作
R15+ 濃密なベッドシーンが
「父、帰る」を撮ったロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作品。
2017年・第70回カンヌ国際映画祭で審査員賞他、各国で評判。
それにしても、ラブレス・愛のない世界。
愛なくして生まれた息子がある日失踪。
母親と父親にはそれぞれ別の相方が。でもそこにも愛があるのか?
失踪事件が起きても、警察は動かない。
だが、自警団がちゃんとしていて、綿密な計画を立て失踪に当たる。
息子と思われる死体が発見され、母親は絶句するが、人違い。
救いようのない世界。
だが、この映画実に味わい深い。
今のロシア、いな、世界を暗喩するような鮮烈な映像が。
スマホをいじり続ける母親の姿は、特に秀逸。