ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「メイズ 大脱走」、ヨーロッパ最難関の刑務所を大脱走!

2018-04-29 17:46:58 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆

イギリス・アイルランド・スェーデン、ドイツ合作

「未体験ゾーンの映画たち2018」上映後DVD化

1983年、ヨーロッパで最も警備が厳重な北アイルランドのロング・ケッシュ刑務所から38人もの囚人が脱獄した実在の事件を実写映画化。

長期にわたる北アイルランド紛争の末、メイズ刑務所に収監されたIRA幹部のラリー。政府への抵抗を示すハンガーストライキで大切な親友が命を落とし失意の底にいたが、刑務所にいる多くのIRA仲間たちを脱獄させるべく闘志を再燃させる。

しかし敷地はコンクリートの壁で2重に囲まれており、フェンスの高さは4.5メートルと5.4メートル、鋼鉄製の門は厳重に管理されたスイッチでしか開閉できない。最悪な条件の中、脱獄を決行。

アイスランドの特殊事情があり、その辺の予備知識がないとちょっと辛い。

それに、ラリーと刑務官との信頼関係があり、その辺の駆け引きがうまいのだが、

ゆわゆる、脱獄映画の王道とは、外れており、その辺のカタルシスはない。

上映時間は、92分だが、意外と長く感じる。

 

 

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ツタヤ発掘良品 「質屋」、シドニールーメット渾身の力作!

2018-04-29 10:51:05 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

1964年作品

世にヌーベルバーグの風が吹き渡った時。

シドニールーメットは、ホロコーストを題材にした文学作品を撮りあげた。

主演は、あのロッドスタイガー。寡黙な質屋を体演。(ベルリン映画祭主演男優賞)

舞台は、ニューヨーク黒人街。

寡黙に質屋を務める一人の中年男。

男は、ホロコーストで、最愛の妻と子を失い、自らも牢獄に。

抜け殻のような彼も、裏ではボスたちの資金洗浄に手を染めていた。

そして事件が、随所に挟まれる、フラッシュバックのホロコーストの映像と楽しかった家族の一日が。

直接的な描写でなく、間接描写で、暴くホロコースト。

ラストの惨劇へと連なる、クインシージョーンズのむせび泣くジャズ。

ルーメットの金字塔ともいえる映像美。

だが、話は暗い。

 

 

 

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