おすすめ度 ☆☆★
R15+ AV女優の話なので、結構裸のシーンが多い。
AV女優紗倉まなの文芸小説「最低」の映画化。小説は四つのパートに分かれているが、映画は、そのうち三つを並行的に描いていく。
果てしなく続くかのような日常に耐えきれず、新しい世界の扉を開く平凡な主婦。
折り合いの悪い家族から逃げるように上京、都会でやっと居場所を見つけて多忙な日々を送る専門学生。
奔放な母親に振り回されつつも、絵を描いている時だけ自由になれる女子高生。
いずれも、家族や世間とのかかわりで、挫折を味わうが、自らの意思で行動を起こす。
瀬々敬久監督は、もともとピンク映画の監督出身なので、この辺の描写は得意分野。
森口彩乃、佐々木心音、山田愛奈が主人公を演じ、体当たりの演技。
ただ、AVの世界を描いているので、一般には、お勧めできない。
エロチックな場面は抑えた表現になっている。