ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「女は二度決断する」、テロで夫と子供を殺された女の決断です!

2018-04-23 17:08:17 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

PG12 テロの映画ですから

第70回カンヌ国際映画祭で女優賞、ゴールデングローブの外国語映画賞受賞

トルコ移民のヌーリと結婚したカティヤは幸せな家庭を築いていたが、ある日、白昼に起こった爆発事件に巻き込まれ、ヌーリと息子のロッコが犠牲になってしまう。

やがて、ネオナチの男女が捜査線上に浮かびあがり、逮捕されるが、推定無罪で釈放される。

裁判で、夫ヌーリの人種的偏見と、過去に犯した麻薬がらみの罪が暴かれ、犯人は有罪の確信があったが、裁判官はあくまで法の下で、確たる証拠がなければ無罪とせざるを得ない。

そして一度は自殺を考えるも、煮えたぎる憎悪は収まらない。

この映画は、犯人側の信条とか、犯行に至った動機などは描かれず、あくまで被害者の立場が描かれる。

手持ちカメラを使うなど、随所に鮮烈な映像が挟まれ、カティアの心理を描いていく。

カティアに感情移入していくが、果たしてラストは?

カティアを演じるのはダイアン・クルーガー、その演技の的確さが目を引く。

監督は、トルコ人の血を引くファティ・アキン。

ネオナチが起こし、警察が失態を演じた事件が、この映画のモチーフだ。

ヨーロッパにおける移民問題を浮かび上がらせる。



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