おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
マシュー・マコノヒー好き ☆☆☆☆
1990年代に株式市場に大混乱をもたらした、通称「Bre-X事件」をもとに、大胆なフィクションを加えたサスペンス映画。
インドネシアで金鉱が見つかるという話。
謎めいた地質学者とともに、金の試掘を繰り返し、自らマラリアにかかりながら、一攫千金の夢を見る。
マコノヒーが、禿げ頭で出っ腹の金の亡者を演じる。
弁舌さわやかに投資者を呼び込み、銀行や金融業者と渡り合う。
そして、一日にして金鉱を発見。
そこからは、金満長者の生活が待っている。
この浮き沈み激しい、金融業界を弁舌で乗り切るバイタリティ。
インドネシアのボスの息子を手なずけて取引するというサイドストーリーを織り交ぜながら、なんとも小気味よい。
だが、それが詐欺事件だとあって、今度は、真っ逆さまで逆の立場。
追い詰めれらたあげく、ラストのどんでん返し。
まあ、二転三転する怪しげな話だが、マコノヒーが演じることによって、観客も騙される。