おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
スポ根映画好き ☆☆☆☆★
インド映画の勢いが止まらない。
本映画は、興行成績がインドで歴代一位だったが、一時「ハーフバリ」に抜かれる。だが、中国でヒットして、再び一位に。
台湾や韓国でも上映され、やっと日本での公開。
伊調選手のパワハラ問題や、相撲界の女子差別など、遅れている日本スポーツ界だが。
インドでは、さらに差別はひどく、映画の中で語られるだけでも、女子がレスリングすることも大変なのに、国際大会で一位を取るなんてすばらしいことだ。
それにしても、この映画では脇役だが、二人の女子選手を育て上げる熱血パパが素晴らしい。
演じるは、インド映画界の大御所アーミル・カーン。青年期と壮年期とで50キロ近くの減量。演技力も加わってまさに圧巻。
少女期と青年期の4人の俳優は、スカウトで募集したとか、そこから特訓して、本物に見せるスタッフの努力。
スポ根映画は外れがない。
おまけに実話と来ては、それにコミカルな雰囲気もプラスして、映画を膨らますとは。
父親と敵対するコーチの存在は、クレームが出るほど、はまり役。
それにしても、日本の女子レスリングは強いが、並大抵の苦労ではないのだろう。改めて感心する。
「ダンガル」は、インドのタイトルだが、インドのレスリングを表す言葉とか。