県と市の広報を読んでいますが、産業論がないと思います。消耗県、消耗市の印象です。もちろん、既存の産業はあります。例えば戸塚には住友電工の工場があり、光ファイバーケーブル・ワイヤーハーネスを生産しています。臨界工業地帯は現在だって生産地帯です。
しかし、今後50年、100年の産業を展望できません。行政や大学の協働体制が生き生きと稼働していると感じません。生き生きした産業人が育ち、活躍している印象を受けません。第二次産業も、第一次産業もです。知識産業もはっきりしません。
県や市はイベント重視で、生産的ではありません。今冬もイルミネーション、夜遊びキャンペーンでした。これでは消耗県・市ですね。一方で細かい省エネルギーを家で実行してほしいと言います。矛盾ですね。
市民はカジノを否定しましたが、それでは何をやるか描けていません。行政も沈黙です。相変らずイベント県・市です。
横浜市は特別市になりたいと言います。しかし、単独で発展はむずかしいでしょう。住宅都市化した横浜市の経済基盤は弱いと思います。何んと言っても開発の余地がある神奈川県との協働が横浜市発展のカギになると思います。
量子(光子)コンピューターとその応用のようなハイテクに加えて、大半の人々が生きがいを見つけやすい第一次産業への投資を忘れてはいけないと思います。
相模湾の新鮮な魚を我が家の食宅で食べたいが、ユーコープ日限山店には鮮魚はまず出ません。イワシの煮干しですら瀬戸内海産です。「相模湾は磯焼けで駄目です」と言っているだけで県も市もすまないのではないでしょうか。
先日葉山に行き、地場産食材を使っているというレストランに入りました。メニューにはちゃんとあるのに魚については魚がないから出せませんという始末でした。ダイビングをやっている人が大勢いたので、葉山も磯焼けがひどいのかと聞くと、ひどいと言っていました。
近々、相模湾西部の様子を見ることを兼ね、まずは早川に行くことを予定しています。東部とは違うのではないかと望みをもっています。
(注)地球温暖化で、相模湾の海洋環境が激変し、既存水産物が大打撃を受けたとのことですが、鹿島灘では漁船が横転するほどイワシが豊漁、三重県ではイワシの大群が観測されるなど、好転の兆しがあります。ハマチやタイの養殖でイワシを餌料にすることはやめてほしいと思っています。餌料効率が非常に悪いです。大損です。イワシはイワシとして食べるのが一番です。養殖熱心な水産関係者(含学者)が、養殖ハマチや養殖タイを盛んに宣伝しており、ユーコープ日限山店でも店頭に並んでいます。イワシの収穫激減の原因です。
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