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南海バス・鳳シャトル~ハイグレード車両が用いられるシャトル路線

2009-05-01 | バス[近畿]

  

先月MAKIKYUが南海沿線を訪れた際には、大阪府内の南海電車沿線を営業基盤とする南海バスにも乗車する機会がありましたが、今日はその際に乗車した一つである「鳳シャトル」に関して取り上げたいと思います。

この路線は堺東駅(南海高野線)~西区役所間をシャトル運行する路線で、堺に馴染みの薄いMAKIKYUとしては、堺市が最近政令指定都市となったとはいえ、西区役所と聞いてもピンと来ない印象がありますが、鳳駅下り(Otori-eki Sagari)と呼ばれ、鳳駅から4~5分程度歩いてバス通りに出たら直ぐの場所(距離はさほどでもないですが、土地勘のない方には少々難ありかと思いますので、鳳シャトル試乗が目的であれば、堺東方からの乗車が無難です)ですので、鳳シャトルという名前の通り、実質的に堺東~鳳間を結ぶ路線となっています。

鳳シャトルは休日には昼間15分間隔での運転に減便されるものの、平日は10分毎と比較的高い運行頻度で運行しており、西区役所で接続する栂・美木多駅方面や光明池駅方面の路線などと乗り継ぐ際には、運賃が両者で通算される制度が導入されているのも特徴です。

使用車両も一般の南海バス路線とは異なり、鳳シャトル専用の車両が用いられているのも特徴で、MAKIKYUが乗車した日野ブルーリボンシティのノンステップ車(AT車)は真っ赤な装いが目立ち、車内もハイバックの座席が並ぶなど、内外共に非常に特徴あるものでした。

また鳳シャトルではこの車両の他に、最新型のブルーリボンⅡ(いすゞERGAとほぼ同じスタイル)や、低公害車の日野ブルーリボンシティ・ハイブリッドの姿も目撃していますが、後者は真っ赤な装いではなく、水色をベースとした趣の異なる装いとなっているのも特徴です。

この鳳シャトルは他の南海バス路線と同じく、関西一円の私鉄・バスの大半で通用するスルッとKANSAI 2・3DAYチケットも通用しますし、乗車時間も片道20分程度とさほど長くないだけに、運賃も片道240円と比較的手頃ですので、鳳シャトル単独での乗車も悪くないと思いますし、西区役所や堺東駅から各方面に向かうバスに乗り継ぐのも面白いと感じますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も鳳周辺を訪れる機会がありましたら、是非鳳シャトルに乗車してみては如何でしょうか?

写真は鳳シャトルで活躍する日野ブルーリボンシティ(AT車・MAKIKYUが乗車した車両とは番号違い)とハイバックシートが並ぶ車内の様子、趣が異なる装いの鳳シャトル用ハイブリッド車です。