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佐久間レールパーク号に充当された旧塗装117系~見栄えは良くとも余りの混雑に…

2009-09-02 | 鉄道[東海]

  

先月末にMAKIKYUが11月1日での閉園が発表されており、浜松市にある「佐久間レールパーク」を訪問した際には、先日取り上げた119系電車の旧塗装と共に、登場当時の装いに戻された117系電車(今でもJR西日本でこの塗装のまま走っている車両がありますので、119系程の有り難味はないのですが…)も中部天竜駅に姿を現しています。

その様子は「MAKIKYUのページ」の先日の記事でも取り上げ、両者を並べての撮影会も行われるなど大盛況でしたが、他にも様々な所で取り上げられていますので、ご存知の方も多いかと思います。

この117系は佐久間レールパークへの訪問者向けに運転されている臨時快速「佐久間レールパーク号」に充当され、終点の中部天竜駅で一旦レールパーク方の留置線に引き上げられています。

このポジションは午前中にホームから、豊橋方先頭車を撮影するには絶好の状況でしたが、ヘッドマークを装着した飯田方先頭車(レールパーク内から撮影)の撮影にはやや難ありでした。

その後昼過ぎには119系と並んでの撮影会を行うためにホームへ入線し、暫く撮影の被写体となった後、停車中のホームでドア扱い→復路の「佐久間レールパーク」号として中部天竜駅を去って行きました。
(余談ながら佐久間レールパーク号が去った後の同駅ホームは、119系復活旧塗装車の撮影会状態となっていました)

中部天竜駅での構内移動は、上下の特急「伊那路」号行き違いもあるにしろ、敢えて撮影しやすい場所への停車を取り図ったのか、偶然撮影しやすいポジションに停車したのかも気になる所です。

また「佐久間レールパーク」号は、飯田方に月毎に変わる専用ヘッドマークを装着し、先日はわざわざ塗り直した旧塗装車の充当、その上豊橋方には昔用いていた「快速」表示を出すなど、ファン向けの取り計らいは相当なものと感じました。
(ただ「快速」表示は種別幕の上に貼り付けただけのモノで、「佐久間レールパーク」号客扱い開始後に、係員が脚立を持ち込んで線路上に降り、貼り付けられている「快速」表示を剥がす様子も目撃しています)

このため先日の「佐久間レールパーク」号は見栄えはなかなかで、その上快速ですので駅間が短く、遅い事で定評のある飯田線普通列車よりも早く、車両自体も転換式クロスシート車で設備的にそこそこですので、「佐久間レールパーク」訪問には是非…と考える方も多いかと思います。

しかしながら「佐久間レールパーク」号は4両編成中2両が指定席(当初の予定より1両増加)となっており、自由席は2両しかありません。

ダイヤ設定も佐久間レールパーク訪問に便利な設定となっている事から、MAKIKYUも当初中部天竜発の列車も検討していたのですが、自由席の凄まじい混雑振りを見て、見栄えは良くても乗車するのは…と感じ、2本後の列車に乗車(レールパーク号の後に中部天竜を発車する普通[313系3両編成]も凄まじい混雑でした)する事にした程です。

117系で指定席料金を払うのは…と思う方も居られるかと思いますが、もし同列車に乗車するのであれば、指定席券を確保された方が良いと思います。

とはいえ先日訪問した際の名古屋行きは「指定席本日満席」の案内がされていた程ですので、指定席乗車を望むのであれば、早めに手配された方が良いかと思います。

また閉園迫る「佐久間レールパーク」へのアクセスは、公共交通機関利用となればJR飯田線利用がメイン(自家用車ではアクセスし難い所で、駐車場所なども考えるとおススメできません)で、先日訪問した際には特急「伊那路」号の自由席乗車率が上下共100%を超えて…といった業務放送が流れる状況でした。

本数が少なく編成も短い飯田線は、輸送力の小ささ故に佐久間レールパーク開園日には臨時快速「佐久間レールパーク」号をはじめ、中部天竜駅を通る各定期列車も軒並み混雑しますので、飯田線を利用しての訪問はそれなりの覚悟が必要ですが、穴場とも言える飯田線や自家用車以外でのアクセス方法も存在しており、こちらに関しても近日中に取り上げたいと思います。