MAKIKYUは今年に入ってから、距離的には生活拠点の首都圏からさほど遠くないものの、今まで足を運ぶ機会がなかった伊豆諸島に相次いで足を運んでいます。
5月に東海汽船の高速船「セブンアイランド 夢」で久里浜から大島へ足を運び、日常の生活圏から僅か1時間程度で足を運べる近さを実感した後、6月には三宅島へのジェットフォイル試験運航の片道無料モニターに当選し、この時には「セブンアイランド 愛」に乗船したものでした。
またMAKIKYUの手元には、有効期限今月末までの東海汽船株主優待券(乗船券購入時に35%割引)が1枚残っており、この優待券の有効期間内にまた何処かへ…と思い、数日前に今度は神津島へ足を運び、MAKIKYUの伊豆諸島行きはこれで3回目になります。
東海汽船の高速船(ジェットフォイル)は3艘在籍しており、既に2艘は乗船済ですので、残る1艘「セブンアイランド 虹」に乗船できれば…と思っていたのですが、久里浜から神津島行き(大島・利島・新島・式根島経由)に乗船した際は、MAKIKYUの念願通り「セブンアイランド 虹」が配船され、これで東海汽船に在籍するジェットフォイル3艘全てに乗船する事が出来ました。
MAKIKYUが乗船した事があるジェットフォイルは、韓国旅行で幾度も利用し、お馴染みのJR九州高速船「BEETLE」こそ現在活躍中の各船舶に乗船していますが、「BEETLE」と「セブンアイランド」以外は、海外勢の未来高速「KOBEE」とターボジェット程度ですので、機会があれば他のジェットフォイルにも乗船したいものです。
ちなみに現在東海汽船で活躍している「セブンアイランド」は、船内設備こそ3艘共に大差なく、離島への速達性と収容力を重視した船舶だけに、比較的簡素な印象を受けますが、外観は3艘それぞれが異なるカラフルな塗り分け・色彩となっており、「BEETLE」の様に統一された装いとは異なる魅力があります。
特に今回乗船した「セブンアイランド 虹」は、「夢」や「愛」とは異なり、左右で全く異なる装いとなっているのが大きな特徴で、伊豆急行「リゾート21」やJR九州「指宿のたまて箱」を連想させますが、船体右側は配色こそ異なるものの、「夢」と使っている色が比較的類似しており、初めてセブンアイランドの姿を目撃した方などは、両者を混同してしまいそうな気もします。
(以下は「セブンアイランド 愛」と「セブンアイランド 夢」、比較対照用に既掲載記事で公開した画像を再掲します)
またセブンアイランドは、主に東京・竹芝と熱海から発着していますが、東京発着便はピーク時を除く週末などに横須賀市の久里浜にも寄港しており、現在横浜市内に身を置くMAKIKYUとしては、久里浜発着だと随分便利に感じる上に、大島などへの乗船時間も短くなります。
ジェットフォイルの燃料代も結構嵩むだけに、久里浜発着だと運賃も随分割安になり、都内~伊豆諸島間を移動する場合でも、久里浜まで
鉄道を利用した方が…という状況ですので、一部便の久里浜寄港だけでなく、久里浜~伊豆諸島方面便が設定されても…と感じる程です。
久里浜発着のルートは、京浜間の海沿い~三浦半島一帯で鉄道やバス事業などを営み、最近は「ブカブカした座席」の電車が大増殖している某大手私鉄グループも、自社の目玉列車とかけて「海の快特」として宣伝している広告類を時折見かけ、また久里浜港へのアクセスにも、久里浜駅からこのグループのバスを用いるのが最も至便な状況です。
しかしながら、MAKIKYUも久里浜港発着の東海汽船高速船に乗船した際には、このグループの鉄道とバスを利用しているものの、つい先日横須賀市内で土砂流入による大規模な脱線事故が発生した事は、ご存知の方も多いかと思います。
死者が発生しなかった事は不幸中の幸いですが、負傷された方も多数居られ、早く回復される事を願うと共に、事故発生箇所は未だに不通状態が続き、代行バスもかなりの時間を要すると聞いています。
三浦半島の大動脈が寸断された状況ですので、日頃利用が少なく、振替輸送の最有力路線となっているJR横須賀線をはじめ、道路交通も随所で混雑が発生し、横須賀市内などは大混乱している状況の様ですが、早急な復旧と事故原因究明、再発防止策がなされ、「海の快特」への重要なアクセスにもなっている「(陸の)快特」運行が通常体制に戻る事を願いたいものです。