先日「MAKIKYUのページ」では、「フラノ紅葉エクスプレス」に充当されたキハ183系5000番台「ニセコエクスプレス」に関して取り上げましたが、2ヶ月程前に同列車に乗車した際、終点の富良野駅で接続する根室本線下りの普通列車は、現在「日本一長い距離を走る定期普通列車」としても知られ、滝川→釧路間を運行する2429Dでした。
この列車は休日などにはわざわざ国鉄時代の塗装(朱一色)にリバイバルした車両を優先的に充当しており、側面行先表示も釧路の行先だけでなく、「日本一長い距離を走る定期旅客列車2429D」と記した専用サボを用い、全区間乗車した乗客には、釧路駅で乗車証明書も出しているなど、JR北海道もこの列車には結構力を入れていると感じさせられます。
MAKIKYUは北見へ向かう予定があり、ましてMAKIKYUが富良野へ足を運んだ際には、白糠付近で発生した集中豪雨による土砂流入の影響などで、この列車は偽釧路行(帯広で運転打ち切り)という有様でした。
(MAKIKYUもこの土砂流入による運休発生により、北海道入りした後に急遽予定の一部を差し替えたものでした)
そのため残念ながら乗車していませんが、こんな列車に全区間乗り続けたら、それだけで一日を費やしてしまい、現在仕事持ちの身としては、この列車に全区間乗り通しはとても…と感じてしまいます。
(一応根室本線は滝川~富良野間を除くと、MAKIKYUも普通・快速列車での乗車歴自体はあるのですが…)
またMAKIKYUが富良野から乗り継いだ列車は、2429Dの隣に停車中の車両(富良野線・旭川行ワンマン列車)でしたが、レトロな雰囲気を演出している2429Dも、比較的新しめの印象を受けるJR発足後に導入された車両と並んでいる様は、国鉄ではなく21世紀の光景と感じさせられます。
2429D自体も貫通路上の種別表示部分に「ワンマン」表示を出している姿は、国鉄ではなくJRの列車と言う印象を受け、まして充当車両自体も見た目こそ古い印象で、車内も改装していない非冷房車とはいえども、エンジン換装車となると、乗車した際の印象も…といった所です。
とはいえ近年続々とエンジン換装を行っている=まだまだ走り続ける証と言っても過言ではなく、この様な光景があとどれ程の間見られるのか気になるものです。