理想の上司とは、部下に「求めない」ことだと言う。
かつて上司の尊敬する方が言った言葉。
私の上司は365日、一日24時間仕事をする体質みたい。
だからと言って部下に同じことを求めるわけではない。
そうやって休む間も惜しんで働く人が唯一後継者を持つ切符を手にすることが出来るというのだ。ただし、あくまで切符。無事に目的地にたどり着ける保証はない。
仕事に限らず恋人も同じだといつしか悟った。
私もそうだったけど、勝手に想像して理想の答えをワクワクしながら待っている。でも期待ハズレの結果だとものすごく不機嫌になった。
それって、相手の気持ちを考えていないのだ。自己満足の世界。もちろん、恋人が喜ぶと期待しての事だけど、つねに同じ感覚ではないのだ。だって赤の他人なんだもの。育った環境も違う、親も違う、違うとこは山ほどある。だから合わないとこだらけ。
だからこそ、新鮮に感じるのだ。自分にはないものをもった相手に惹かれるのだ。
違いをそのま~んま受け入れた時、相手に求めなくなるのだ。あきらめとは違う。
もうひとつ、よく聞くのが、「私がそうやってきたんだから、あなたも出来て当たり前!」
当たり前なわけがない。相手の性格や経験を受け入れた上で、1番合う方法を見つけてあげるのが上司だと私は思う。
私の好きな言葉: ”あんなにしてやったのに『のに』がつくとぐちが出る” ~相田みつを~
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