ある意味、この時期がいちばん庭を眺めるのが楽しいかもしれない。
なんといっても春仕様の庭だから、時期が終わると夏から晩夏まで息も絶え絶えの枯れ枯れの葉を見るだけ。
それが朝晩寒くなる秋、葉も息を吹き返してきりっとし、茎はぐいっと首を伸ばしてくる。おーおーえらい!褒める。
春仕様だからそのためのスペースを空けてある。狭い庭を精一杯空ける。
で、そこに何の苗を植えようかと思いめぐらせる。
根気と根性と緻密さがないから、種からなんて種が可哀そうだ。
そこで園芸店に走る、お目当ての苗が見つかったときの嬉しさ。園芸店での買い物がいちばん楽しいわ。
あれとあれとこれを買って、もう速攻よ、植え付け。
居間から眺める、やっぱりあそこにあれはダメだ、なんて。苗はすぐに席替えさせられる。
もっと考えてから植えてよ、の声が聞こえるがいいの。好きにさせて、至福のときなんだから。
そして、成長する様子を見守りつつ、一喜一憂して花咲くまで待つわけよ。
思い通りにうまくいくといいなと期待を込めて。
通路や家の裏。
そんな私の期待、何にもかけられてないから、ひっそりと(そうでもないのもあるけど)咲く秋の花。
*ホトトギス
*ツワブキ 珍しく世間並みの時期に咲いた
*
*アネモネシルベストリス 君は春に咲くんではないの、と聞くも
*シュウメイギク アネモネとそっくりな花です
*ジンジャー
*サルビア アズレア
好きにさせてもらっているから、ま、こちらの方々の方が幸せかもね。