気ままに

大船での気ままな生活日誌

秋田で京都の美術展

2013-05-10 06:16:59 | Weblog
旅先で、その土地の美術館に寄るのは楽しいことだ。とくに、地元出身の画家の展覧会であればなおさらである。たとえていうと、昨晩のように、秋田の地酒を飲みながら郷土食をいただくような。でも、今回の展覧会は”京料理”でしたが、これも、なかなかオツなものでしたよ。

千秋公園の花見を終えて、まだ弘前に向かう電車には間があったので、近くの秋田市立千秋美術館に寄った。展覧会は、地元の画家ではなく、ずっと離れた、京都の画家。京都市立芸術大が所蔵する日本画の秀作を紹介する”京都・日本画の青春”である。同大の母体である公立画学校、京都府画学校(1880年設立)などで学んだ画家たちの卒業制作を中心に49点が展示されている。

ポスターを飾る、口に紅を差している舞妓さん、どこかでみた絵だなと思っていた。画家の名前は忘れていたが、岡本神草(1894~1933)で、これは、国画創作協会の第1回展の入選作品とのこと。ちょっと妖艶そうな面白い表情(笑)。作品名は、”口紅”。

また、チラシを飾った、稲垣仲静の二曲一双の”豹”も良かった。三頭の豹が画面いっぱいに、しなやかに歩き回っていた。豹紋も美しく。

もちろん、ビッグネームも。土田麦僊、村上華岳、小野竹喬も。そうそう、松園さんもここの出身。別格の特別展示。華岳の名作、(山種にある)"裸婦"の下絵があったのにもびっくり!よりすけすけでしたよ(笑)。

とても楽しい展覧会だった。画像は帰ってからつけ加えます。

千秋公園の桜は、もう葉桜だったが、弘前公園の桜は、満開で最高(^_^)夜桜も”口紅”のように妖艶でしたよ。今日も1日、公園の桜をみるつもりです。

岡本神草の”口紅”がポスターに


土田麦僊の”髪”


村上華岳の”二月の頃”


小野竹喬の”南国”


山口華楊の”樹”ぼくもこんな樹をいくつ撮っています(汗)。


上村松篁の”立葵”。 松園さんの子、松篁もここの出。


チラシは稲垣仲静の”豹”




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