おはようございます。
早くも、四月朔日になりましたね。今日は小学校のクラス会のある日なのに生憎の天気。来週は高校のクラス会、そのあと中学(こちらはミニクラス会だけど)と、めずらしく、4月に三つ並んだ。小、中、高と、このトシまで続いているのは珍しいことのようで、ぼくの妹は、ふたりとも何十年もやったことないと言っている。家内は先月、熊本の中学校のクラス会に出てきたが、彼女も、小、中、高とも続いている。
さて、昨日は、ミニクラス会の会場探しに横浜の中華街に出掛けた。結局、いつものお店に予約することになった。そのあと、小雨の中、元町の方に歩いてゆくと、高速道路の下に寒緋桜らしき桜が5,6本、並んで咲いている。大船辺りでは、もう、寒緋桜はおわっているのにと思いながら、近づくと、それは、横浜緋桜だった。横浜の白井さんが育成した品種で、結構、広まっていて、弘前公園でも見たことがある。
これは横浜緋桜である、と案内板が教えてくれた。横浜の名がつく唯一の植物だそうだ。兼六園熊谷と寒緋桜の交配種で1985年に品種登録されたとのこと。
ちょうど今が見頃。
もう一か所、高速道路の脇に横浜緋桜の列があった。尚、この高速道路は、高速道路としては初めて土木建築学会賞を受賞したものだそうだ。たしかに、うつくしい外観だ。
このとき、ぼくのその後の散歩コースが一気に決まった。たしか、港の見える丘公園にも一本、横浜緋桜があったはず。アメリカ公園までエレベーターで昇り、外人墓地の横の坂道を登り、公園入口に立ったとき、ぼくはあっと声を上げた。その横浜緋桜はまるでお姫様のように飾られて、自身も華やかに咲き乱れていたのだ。
ちょうど、全国都市緑化よこはまフェアが開催中だったのだ。港の見える丘公園もその一部に入っているのだ。
ミニチュアの西洋館が立ち並ぶミニ公園もある。
外交官の家
その隣の西洋館。
公園内は花でいっぱい。
そして、神奈川近代文学館では、正岡子規展が始まっていた。入館すると、すぐにギャラリートークが待っていた。運のいいこと。第三章の、短い一生を終える頃の展示には胸がつまった。そのうち、紹介したい。
文学館横の芸亭(うんてい)の桜がほころび始めていた。
元町の高速道路脇の横浜緋桜にみちびかれて、いろいろ、楽しい思いをさせてもらった。
それでは、みなさん、たまには小学校時代の友だちの顔を思い浮かべたりして、今日も一日、お元気で!