気ままに

大船での気ままな生活日誌

六義園の枝垂れ桜 見頃に

2017-04-05 21:42:18 | Weblog

こんばんわ。

六義園の枝垂れ桜のお花見は、ここ10年ほど、欠かしたことがない。今年は出足が鈍かったが、そろそろ、いいだろうと出掛けた。いつも、門前にしだれ桜の開花状況の案内があるのだが、今日は”七分咲き”とあった。これなら十分、見ごろと喜んだのだが、下の一言が気になった。例年より、桜上部を中心に花数が少ない見込み。

2017年4月5日 六義園

枝垂れ桜は、染井門の反対側の正門の近くにある。やっぱり、いつものように正門から入ったふりをして(笑)、まず、そこの一枚からはじめる。

そういえば、上部の花のつきが悪い。今年だけならいいのだが。

上部を隠すように撮ってみた。見事なものだ。満足!

そして、あちこちから眺めてみる。

さて、いつも、ぼくが楽しみにしてる辛夷の大木。二本とも、よく咲いてくれました。

そして、第二の枝垂れ桜。

吟花亭跡に咲いている。こちらも見頃になっていた。

そのあと、南北線で飯田橋まで行き、小石川後楽園へ。ここの枝垂れ桜が、また息をのむような美しさだった。明朝、報告します。

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

(小石川後楽園で見つけたカルガモ親子。今年の初見)

 

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ミュシャ展/スラヴ叙事詩

2017-04-05 07:53:17 | Weblog

おはようございます。

先日、国立新美術館のミュシャ展を見に行った。家内がむかしからミュシャのファンで、10年以上も前になるが、プラハに遊んだとき、一緒にミュシャ博物館を訪ねた。そのとき以来、ぼくも気に入って、とくに、19 世紀パリの伝説的女優 サラ・ ベルナールのポスターは印象に残っている。また、ギフトショップで買った”四つの花”は、今も部屋に飾ってある。本展にも、これらの作品をはじめ、いわゆるアールヌーボー様式の華やかなポスターがたくさん展示されているが、今回の目玉は、あまり知られていなかった”超大作”スラブ叙事詩、全20作である。

まず、どれほどの”超大作”か、見ていただきましょうか。スラブ叙事詩はスラブ民族の苦難と栄光の歴史を辿ってゆくのだが、その終盤の場面を飾る部屋が、うれしいことに撮影可能なのだ。こんなふうに。

パリで成功をおさめていたミュシャは、当時、オーストリア・ハンガリー帝国に支配されていた故郷のチェコのことを忘れてはいなかった。祖国が自由と独立を求め闘っている中、自身もスラブ民族をテーマにした作品を手掛けていた。そして、50歳のとき、故郷、プラハへ戻り、本作にとりかかった。なんと、17年の歳月をかけて、巨大なカンヴァスに、古代から近代に至るスラブ民族の歴史画を描いた。これら20点が、チェコ国外では初めての公開ということで、とにかく、奇跡的な展覧会なのだ。

さて、20作のスラブ抒情詩のすべてをここで説明することは、ぼくには、とても出来ないので、いくつかの画面を紹介して、お茶を濁したい。この展覧会に行く前に、NHKの”華麗なるミュシャ/祖国への旅路/パリ・プラハ二都物語”を見ておいたので参考になった。そのテレビ画像も利用させてもらいながら、進めてみたい。

スラヴ叙事詩

1:原故郷のスラヴ民族(トゥーラニア族の鞭とゴート族の剣の間に)

他民族(騎馬民族など)の侵入から身をひそめるスラヴ民族の祖先たち。

2:ルヤーナ島でのスヴァントヴィート祭(神々が戦いにあるとき、救済は諸芸術の中にある)

6:東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファンドゥシャン(スラヴ法典)


11:ヴィートコフ山の戦いの後(神は力でなく、真理を体現する)

どの画面の主人公も小さく描かれ、庶民が前面に出ている。チェコの人々を写生して、それを歴史画の中にとり入れている。

15:イヴァンチツェの兄弟団学校(クラリツェ聖書の印刷)

17:聖アトス山

18:スラヴ菩提樹の下で行われるオムラジナ会の誓い(スラヴ民族の復興)

19:ロシアの農奴制廃止

20:スラヴ民族の賛歌

1939年3月、ナチスによってチェコスロヴァキア共和国は解体される。ミュシャは、彼のスラヴ叙事詩が国民の愛国心を刺激するものであるという理由で逮捕される。厳しく尋問を受け、体調を崩し、78歳で他界した。


(プラハの街↑)

それでは、みなさん、今日も一日、お花見でもしながら、お元気で! ぼくは、これから、都内の桜見物へ。

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