こんばんわ。
とうとう(10日に10勝)、104年振り、ベーブルース以来の”二けた勝利、二桁本塁打”の偉業を達成した。現地時間では8月9日になるが、エンゼルスの地元放送局で解説を務める元ロッテ監督のバレンタイン氏は「Baseballは日本で『Yakyu』といいます。今日は8月9日、日本語で『Yakyu』と読めます。この日に達成するなんてアメージングだ」と。座布団3枚!
野球の神様、ベーブルースの記録に並ぶなんてすごいこと。9勝まではスイスイときたが、10勝目が遠かった。昨シーズンは3度失敗、今シーズンも4度目の挑戦だった。きっと、記録を破られたくなくて、天上の”野球の神様”が睨んでいるのではないか、”バンビーノの呪い”に違いないと思った。それで、ボストン・レッドソックスのファンがこの呪いを解くために、エベレストの頂上にレッドソックスの帽子を置いたように、ぼくは、富士山頂に松坂投手のレッドソックス時代のユニフォームを置いた。その効果が表れ、翌日、大谷は23,24号を放った。そして、今日は念願の偉業達成である。こんなにぼくのおまじないが効くとは思いもよらなかった。何でもやってみるものだ(笑)。
今日は”野球の神様”が大谷に味方してくれた。2回、あわや先制ホームランかと思われた大飛球が、フェンス越えならず、二塁打に、それもチャレンジでタッチアウトに判定が覆った。ほかにも、好守に救われた場面もいくつかある。また、いつもは沈黙の味方打線も奮起、5回にウオードが3ランのプレゼント。これで一安心した。
6回を投げ4安打無失点の好投でマウンドを降りたあと、7回表、自ら祝砲の25号を放った。これはメジャー通算118号本塁打となり、日本人選手では、イチロー選手を抜き、単独2位に躍り出た。また、3回に、この試合2つ目の三振を奪い、日米通算で1000奪三振も達成した。降板時の157奪三振もシーズン自己最多に。記録ずくめの試合となった。
今日の大記録達成で、新野球の神様誕生!と言っていいだろう。おめでとう、神様、仏様、大谷様!
NHK7時のニュースでも大々的取り上げられる。
今シーズンはあと50試合も残している。今後、中5日ということなので、あと10数試合先発登板機会がある。今日の10勝をきっかけに、リリーフ陣も安定してきたし、一気に勝ち星を重ねるだろう。15勝は間違いなく、17,8勝はいくのでは。現在、勝利ランキングは10勝で6位だが、トップに躍り出る可能性も。防御率も2・68で5位、1点台も伺う。奪三振も157で4位につけている。打撃部門でも、本塁打25本は5位、打点66は7位と決して不調ではない。
さて、最高賞、MVPの連続受賞の可能性は?サイヤング賞などのタイトルをとれば申し分ないが、今日の104年振りの大記録があるし、投打共でベスト5に入れば、ヤンキースのジャッジが60本の本塁打を打とうとも、MVPは大谷翔平だろう。”新野球の神様”には、二年連続MVPが相応しい。
この大記録に野球小僧や野球じじいは浮かれているが、当の本人は実にたんたんとしている。インタビューに答えて、”単純に(投打)二つやっている人がいなかっただけかと思うので、当たり前になってくれば、普通の数字では”とすこぶる謙虚。これを聞いて、大谷はやっぱりすごい、と野球じじいは思う。
こんなうれしい日はない。では、おやすみなさい。
いい夢を。高砂百合が一気に咲いて来ました。大谷の今季の勝利数をうらなっているみたい。