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気ままに

大船での気ままな生活日誌

東北桜旅(6)弘前公園 その一

2015-04-27 08:09:14 | Weblog

おはようございます。東北桜旅シリーズも、いよいよ終盤、弘前公園の巻となります。4月23日、秋田駅から、つがる5号に乗って約2時間、弘前駅に到着。まだ、15時15分。駅前のホテルにチェックイン、休む間もなく、いそいそと、駅前からの弘前公園直行100円バスに乗り込む。

東門口へ。車窓からお濠の桜が目に入る!バスの乗客が一斉に歓声!見た目、満開!バスを降りて、お濠の桜を直接みて、老若男女(笑)が異口同音にすご~い!これ以上ない、満開!加えて、天気も最高!こんなに条件の揃う、お花見は一生に一度、あるかないかでは!

実際、この日と翌日、二日間、廻ってみて、生涯最高の花見だったと思う。それだけ素晴らしかった。広大な敷地内の、いくつものエリアにソメイヨシノの古木や若木が咲き揃い、本丸広場には枝垂れ桜が見頃を迎えている。どれか一つのエリアだけ切り取って、東京にもってきたら、それだけで桜の名所になってしまうような、そんな素晴らしさ。吉野の桜もみたけど、弘前は日本一の桜と言っていいだろう。写真もいいっぱい撮ったが、どうまとめていいのか、まだ決められない。それほど、いいとこばかり。とにかく、第一日目の23日午後の”本丸地区”への突入から始めてみようか。

4月23日(木)午後4時以降 晴れ 弘前公園 

バスを降りて、すぐのお濠の桜。満開!

東門口をくぐる。

さらに、東内門に向かって歩く。三の丸の満開の桜のトンネル!

三の丸広場も満開の桜!

東内門。その先にみえるのは由緒ある桜。

それは、日本最古のソメイヨシノ!明治25年に寄贈されたという。

案内板。弘前公園内には樹齢百年を越すものが300本以上ある。通常、60~80年の寿命といわれるソメイヨシノ。それをこうして長生きさせる管理技術は日本一と絶賛されている。

ここまだの桜は無料でみられる。ここから先が有料地域。弘前の桜のポスターといえば、背景に弘前城(天守)が定番。そのお城(本丸)の石垣工事が始まっていた。昨年まで内壕であったところの水を抜き、そこを歩けるようにして、開放している。その様子を上から観る。こんな景色は、もちろん初めて。

朱い橋が下乗橋。


弘前城(天守)と桜のツーショットが人気。

朱色の下乗橋からのお城を背景にして撮る人々。一番の人気スポット。この景色は、なんと、今年が最後になる!お城は、石垣工事のため、本丸の岩木山を背景にした本丸広場に移動するのだ。

下乗橋からの最後の雄姿をもう一度

橋を渡ると、御滝桜越しにお城をみることができる。御滝桜は棟方志功の命名だとか。名木の一つ。

これも名木。大正三年植栽。御滝桜より3,4日開花が早く、また、時々、花弁の枚数が7,8枚になるとのこと。

そして、本丸広場に目を向けると、そこには枝垂れ桜の園が! (つづく)

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東北桜旅(5)藤田嗣治の巨大壁画”秋田の行事”

2015-04-26 09:05:09 | Weblog

一昨年、秋田に来たときには、千秋公園の桜はもう終わっていて、仕方がなく、公園内にある平野政吉美術館(県立美術館)の”藤田嗣治の祈り/平野政吉の夢展”に入った。そして、そこで、藤田の大壁画、”秋田の行事”に出会って、度肝を抜かれた。あまりの巨大さにびっくり。3.7mx20.5mもあるのだ。当時はあまり知られていなかったが、一般的になったのは、その半年後(2013年9月)、小百合ちゃんの大人の休日倶楽部のポスターに採用されてから。ぼくはそれを、東京五輪招致が決まった9月7日に東京駅構内で初見している。その後、各駅で観察し、そのたびにブログ記事にして、広報に務めた(爆)。まず、その記念すべき、東京駅でのポスターの写真を。

これで、その巨大さがお分かりになったと思う。さらに今度の旅行で、小百合ちゃんが、この撮影に来たとき、ぼくらが泊まったホテルメトロポリタンに宿泊したことが分かったノダ。JRのポスターだからJR系のホテルに招待したのでしょう。もしかして、小百合さんと同じ部屋だったかも(汗)。その証拠。でも、サインした桜の写真は角館の桧内川堤では?

さて、その大壁画は、一昨年はこの建物に展示されていた。今は閉まっている。平野政吉美術館。美術館の前に藤田嗣治の胸像があったはずと、みにいったが、庭にも入れないようになっていた。

そしてお濠を挟んで、こちら側に出来た、秋田県立美術館に、巨大壁画は引っ越しをしていた。モダンな建築。安藤忠雄設計です!

エントランスホール。前美術館の三角形屋根に呼応するように、三角形をモチーフとしたデザインとのこと

さて、その大壁画は新美術館の2階に大部屋の壁一面に展示してあった。壁画の左下に、昭和13年/自2月21日至3月7日/174時間完成という自筆の書き込みがあった。制作依頼主である平野政吉の米蔵で描いたもので、僅か15日間で仕上げたというのだから驚く。しかし、この絵は直ちには公表されず、昭和42年まで、約30年間も米蔵で眠っていたそうだ。その米蔵での制作中の写真と、米蔵から搬出するときの写真が片側の壁に展示されている。米蔵は一部、壊して、ようやく搬出したようだ。

この絵の説明は、前回、訪問したときにブログ記事に残ししているので、今回は省略したい。大壁画のうしろの壁には、藤田の”眠れる女”、”自画像”などの作品が数点、展示されている。

眠れる女

再び、藤田の”秋田の行事”に会え、うれしかった。はじめての家内は喜んだのは言うまでもない。

三階では、藤田嗣治の旅/中南米からアジアへ展が行われていた。これもまた、藤田のスケッチやコレクション等、面白くみさせてもらった。

この建物では、この前、日本橋三越で観たばかりの”春の院展”が、ぼくを出迎えるかのように巡回してきていた。帰る時間が迫っていたのでここは失礼した。

そして、ぼくらは、つがる5号に乗って、桜旅のハイライト、弘前へ向かったのだった。


 

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東北桜旅(4)秋田・千秋公園

2015-04-26 08:56:14 | Weblog

おはようございます。早速、東北桜旅の連載(笑)に入ろうと思います。角館を発車したこまち21号は大曲に着いたあと、本当に大きく曲がり、座席はそのままで、バックするようにして、そのまま終着駅、秋田に向かいます。何故、そうなのか、ブラタモリで検証してほしいものです(笑)。ついでながら、昨日の金沢編、面白かったですね。また、金沢に行きたくなってしまった(汗)。来るとき、同じホームで、北陸新幹線のかがやきをみてしまったし。

さて、秋田に着いても、日はまだ沈んでいない。家内を駅のホテルに置いて、一人で、千秋公園に出掛けた。桜の様子が心配だったのだ。来る前の予想では”散り始め”だったので、もう一気に散っている可能性がある。それでは一昨年と同じで、葉桜見物になってしまう、何とか魅せてほしいと、祈るような気持ちで(おおげさ)、城跡の公園に向かう。5分も歩けば、大手門のお濠前に着き、そこを右に昇っていけば、もうそそこは公園入口。さて、どうだったか。

4月22日夕暮れの千秋公園

大手門をくぐると大きな広場があり、それを囲むように、桜の木がある。大丈夫でした!散り始めとはいっても、十分、お花見ができる。実際、地元の人々が夜桜お花見の準備をしていたし、露店もぐるりと広場を囲んでいた。

千秋公園の広場

池の周りの桜もOK!

えっ!小便少女!と喜んだら、少女と鴨だった(爆)。ブリュッセルには小便小僧だけではなく、ほんとに小便少女もいるんですよ。興味のある方は、ここをご覧ください。

広場より奥には行かず、残りは明日の楽しみとした。帰りに、大手門の壕で秋田の夕陽を、生まれてはじめてみることができた。

そして、翌朝、幸運にも、ホテルの窓から、生まれて始めての秋田の朝日も観ることができた。

朝日

ホテルの部屋に入っていた新聞は朝日ではなく、秋田魁新報。角館の桜、満開の大見出し。ぼくらが前日、最高の桜を観たという証拠デアル。えへん、えへん。


4月23日(水)晴れ 千秋公園

そして、こんど家内と一緒に千秋公園へ。ここは1602年から1869年(明治2年)のまで、12代、267年間つづいた秋田藩20万石佐竹氏の居城、久保田城跡。家康に警戒され、常陸から国替えとなった初代秋田藩主佐竹義宣が、慶長8年に築城、石垣や天守閣を持たない平城だった。国替えのときに美女をすべて秋田に連れてきたので、秋田美人が多く、反面、茨城県には美女はいなくなったという俗説がある(爆)。たしかに、秋田には美人が多い。角館で女子中学生の集団に出会ったが、みんな美少女だったのには驚いた。


大手門から千秋公園へ入り、広場の朝の桜を観る。青空のもと、秋田の桜をみる。

坂道を登り、久保田城御隅櫓へ。

櫓内は資料室になっている。歴代城主の業績とか、場内の模型など。屋上にあがると、公園全景がみえる。遠くに山々も。

櫓からの桜景色

降りて、桜並木を歩く。一昨年は、ここの並木も葉桜だった。

初代藩主佐竹義宣像

千秋公園の桜見物を終え、次は秋田県立美術館で藤田嗣次の巨大壁画と展覧会を観る。それは次回に。

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東北桜旅(3)角館・外町地区

2015-04-25 18:30:17 | Weblog

4月22日(水)晴れ 角館・外町地区

桧内川堤の桜を観たあとは、駅に向かいながら、外町地区の桜見物をした。

桜旅(1)で述べた、たてつ家(外町資料館)の枝垂れ桜

小田野直武の墓がある松庵寺の枝垂れ桜とコブシ

松本家(秋田県指定文化財)柴垣で囲まれた茅葺き屋根の武家屋敷 。

安藤家 創業寛永6年の味噌醤油の醸造元。

向かいの太田家の枝垂れ桜と椿


安藤家と太田家


田町武家屋敷ホテル前に枝垂れが二本

反対側から観る

近くに桜色の建物も


新潮社記念文学館前の枝垂れ桜。新潮社を創設した、当地出身の佐藤義亮の顕彰を目的に平成12年4月にオープンした文学館。大正9年、角館町に図書館が設置されたのをきっかけに、自らの蔵書と社の出版物を寄贈した。それが元になっている。



角館で約5時間も桜見物し、16時21分発のこまち21号に乗り、宿泊先の秋田へ向かったのだった。素晴らしい一日だった。いや、実はまだ一日は終わっていない。秋田に着いてから、夕方の千秋公園の桜を観に行ったのだ。それについては次回に。(つづく)

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東北桜旅(2)角館・桧木内川堤

2015-04-25 12:59:32 | Weblog

この桜旅を決めた日(20日)には、角館の武家屋敷の枝垂れは"見頃"、そして桧木内川堤のソメイヨシノは"五分咲き"とのネット情報だった。さて、22日はどうだったか。一気に進みました!満開です!素晴らしい眺め。一目千本!

4月22日(木) 桧木内川堤ソメイヨシノ

枝垂れ桜が満開の伝承館通りを少し歩くと、そこには、もう一つの天国が待ち受けていた。桧木内川堤の約2000本の桜。凶作の救農土木工事として昭和8年に完成したこの堤。この年に皇太子殿下(今上天皇)ご誕生の慶事も重なり、9年春に町民総出で桜を約400本、植樹したとのこと。

堤の桜

堤の向こうには桧木内川がゆったりと流れている

巨大なわんこも眺める桧木内川

向こう岸にも桜並木が!


満開の桜


水仙も満開

向こうに赤い橋がみえる

赤い橋まで歩いて行った。そこから眺める堤の桜。うっとりするような光景だった。

桧木内川堤の桜に大満足。これで角館さようなら、ではありません。まだ、外町地区の景観があります。ここの枝垂れ桜も素晴らしかったです。次回にお届します。

 

 

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東北桜旅(1)角館武家屋敷

2015-04-25 12:51:07 | Weblog

東北桜旅から昨晩、帰ってきました。角館→秋田→弘前の二泊三日のコースでしたが、実は2年前にも同じ旅程で巡っています。ただ、大きく違っているのは前回がGW後であったのに対し、今回はGW前だったことです。GW中に満開を迎える場合には、ホテルや列車の関係で諦めますが、GWの前後のときは、ぼくらには絶好のチャンスです。天気も重要ですので、予報をみて、”22日出発”を前々日に決めました。ホテルも新幹線もすぐとれ、桜は順調に開いて、角館も弘前公園も満開で迎えてくれました。一昨年は一人旅でしたが、今回は夫婦旅。家内もこんな素晴らしいお花見は初めてと言うくらいの、豪華な花見でした。特に弘前公園がね!それでは、東北桜旅のアルバムをシリーズでお届けしたいと思います。

4月22日(水) 晴れ 角館武家屋敷

こまち7号に乗って角館に到着したのが11時41分。改札口を出ると、駅前の数本の枝垂れ桜が満開で迎えてくれる。これで、みな頬がゆるむ。手荷物を預けて、ゆっくり歩いて20分ほどの武家屋敷通りに向かう。途中の道でも枝垂れ桜を何本も観る。この地の出身で、解体新書の解剖図を描いた画家、小田野直武のお墓のある寺の境内にも大きな枝垂れ桜があった。また、田鉄家の庭の桜も見事だった。こうゆうふうに、街のあちこちに桜があり、角館の人たちがいかに桜を愛しているかがよく分かる。福島の三春町に良く似ているなと思った。三春も毎年のように出掛けているが、今年は、法事などもあり、行きそびれてしまった。その分、角館でおおいに楽しんだ。そして、いよいよ武家屋敷通りに入る。

見事な枝垂れ桜が、どれも満開だった。何度か訪れているが、最高の見頃といってよい。

その道を進むと、伝承館通りに出る。さらに鍵型に武家屋敷通りがつづく。ここは、青柳家、石黒家などの有名な武家屋敷のあるところ。これらは公開もしていて、今回もまた青柳家の庭園と屋敷を見学した。ここの屋敷にも、立派な枝垂れ桜があったが、主幹が衰え、昔日の面影はない。

この武家屋敷の枝垂れ桜。まだまだ元気な枝垂れ桜も多い。


青柳家の医薬門と枝垂れ桜

武家屋敷が途絶えた先にも、こんな立派な枝垂れ桜が。国の指定天然記念物、角館・シダレサクラ、162本の一つだ。

武家屋敷通りを引き返し、伝習館通りに戻る。ここの通りの枝垂れ桜は年々、りっぱになっていく。

とくに、伝承館前のこの桜が人気で、最近、角館しだれ桜のポスターに選ばれている。新旧交代か。


素晴らしい角館・武家屋敷の枝垂れ桜群であった。さらに、この伝承館通りを少し進むと、桧木内川堤に出る。ここに約2kmにわたってソメイヨシノの並木が続く。ここがまた、満開であった。(つづく)

 

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大アマゾン展

2015-04-24 07:06:02 | Weblog

おはようございます。旅先の弘前から投稿です。昨日の秋田千秋公園の桜は早くも散り始めでしたが、十分、楽しめました。夕方は弘前公園の桜。こちらは、これまで見たことのないような素晴らしさ。ちょうど見頃でした。今日もこれから一日、弘前公園です。今晩、帰ります。

上野の科博の特別展”大アマゾン展”は、3月14日からはじまったが、その初日に観に行っている。もう一と月も前だから、細かいことは思い出せない。でも、第1章の太古の南米大陸からアマゾン誕生まで化石などを中心に見たあと、第2章大河アマゾンの大部屋に入ったときの、ある種の感慨で胸がいっぱいになったことは覚えている。

そこには、現在のアマゾンの密林や流域に生息する様々な動物の剥製が所狭しと展示されている。たとえば、猿のコーナーがある。十種類余りの猿がいて、それぞれ顔も違えば、身体つきも、毛色も違う。剥製にされていないものも沢山いるはずだから、まだまだいうはず。途方もない長い時間、進化を続け、このように多様化し、こうしてアマゾンの密林内に、滅びずに共存している。このことを思って、胸がいっぱいになってしまった。

約20万年前に現世人類(ホモサピエンス)がアフリカで生まれ、6万年前から地球上に拡散する”人類のグレートジャニー”が始まるのだが、それは他の動物からみれば、地球環境破壊の”グレートジャニー”の始まりであった。動物たちは住む場所を追われ、多くの動物種は絶滅した。人間の手の入っていない(少ない)地域だけにしか、動物たちの楽園はない。アマゾンもその一つで、人さえ来なければ、こうして多様性に富んだ動物種が共存出来るのだ。

実際、アマゾンには、約420種の哺乳類、3000種以上の魚類、約1800種の鳥類、約6万種の植物、昆虫は地球上の種の4分の1に相当する100万種以上が棲んでいるという。

写真撮影が可能だったので、いくつかの動物を紹介します。

お猿さんの多様性

鳥さんの多様性

蝶の多様性

ホフマンナマケモノ 生涯のほとんどをカギ爪を使って樹にぶら下がって過ごす。 1日に数十メートルしか移動しない。性質は、ぼくと同類だが(汗)、1日に十数キロ歩くところだけ違う。

巨大な淡水魚ピラルクーもアマゾン河に。体長4~5メートルにも。一億年、姿が変わっていない!生きてる化石。

オオアルマジロ アリクイ(蟻食い)の一種で、鱗状の板(鱗甲板)で覆われる

アナコンダ!!!

そして、第3章がアマゾン先住民の装飾品。大航海時代以降、どれだけ多くの先住民が滅ぼされたことか。そして、現在も大国による許しがたい、少数民族の迫害が続いている。人類も文化も経済も科学も遊びも(汗)、多様性が必要。

アマゾンの先住民により制作された日用品や装飾品。

では、明日は大船から、東北桜旅を報告したいと思います。

コメント (4)
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東御苑 金蘭、銀蘭、チゴユリなど

2015-04-23 05:07:31 | Weblog

おはようございます。旅先、秋田からの投稿です。昨日の角館、武家屋敷の枝垂れ桜、桧木内川堤のソメイヨシノ、これ以上ない最高の見頃を迎えてました。今日は秋田の千秋公園の桜、そして美術館で藤田嗣治の大壁画”秋田の行事”を観る予定です。今朝の記事は桜ではなく、先日の東御苑の春の花々についてです。

4月21日 東御苑

躑躅が咲く頃、東御苑で楽しみなことは、二の丸雑木林で金蘭、銀蘭の花を見つけること。もう咲いているかな、まだかなと、目をきょろきょろさせながら、雑木林の道を歩く。なかなか見つからない。たまたま庭園の管理をされている方が通りかかったので聞いてみた。金蘭が咲きはじめそうなのがありますよ、と、わざわざ、そこまで案内してくださった。すーと伸びた茎の先に、今にも開きそうな黄色い蕾がいくつも!嬉しさでカメラをもつ手が震えたせいか(爆)、蕾が少しボケて撮れていた。

金蘭

そのあと、蕾を膨らます金蘭をもう一株見つけた。目が慣れてきて、もうひとつの銀蘭の方は結構、見つかるようになってきた。十数株はみつけた。いずれも、まだ蕾で、開花まで、あと二、三日か、というほどだった。

銀蘭

チゴユリは群落がいくつかあり、すぐ探すことが出来た。いずれも、もう真っ盛りで、どの株も、小さな可愛らしい花をつけていた。見頃の稚児百合といってよい。


イカリソウも雑木林のところどころで、見頃の花をつけていた。

見上げると、コバノガマズミの白い花が咲いていた。♪あの白い花だよ。

オトコヨウゾメ

山吹

白山吹も、少しだけど。

池には、エンコウソウが咲いていた。

藤が咲きはじめていた

八重桜

シャガ

牡丹と画家

また出会った、じゃじゃ馬娘

シャクナゲ娘

何もかも、素晴らしい東御苑だった

そのあと、東近美で片岡珠子展とコレクション展を観た。これについては、別に感想文をあげたい。

玉堂 行く春


午後からはいよいよ弘前公園です!

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東御苑 ツツジ見頃に ヤマツツジも

2015-04-22 06:14:17 | Weblog

おはようございます。いい天気になりました。東北の桜も満開になったようですので、これから、桜旅に出ます。出掛ける前に、昨日、訪ねた東御苑の躑躅のご報告を。見頃になっていましたよ!今年の花は早いデス!

4月21日(火) 晴れ 東御苑

諏訪の茶屋前の躑躅苑です。ご覧の通り、見頃となりました!

こんな花盛りになっているのに、お客さんは少ない方。でも外国人が多く、みなニコニコしていた。こんな、じゃじゃ馬金髪娘さんもいました!

そうそう雑木林のヤマツツジも満開!めったにみられない山躑躅がここでは十数株も(もっとあるかな)!新緑に映えています。

久留米躑躅と山躑躅のツーショット

二の丸雑木林の金蘭、銀蘭はどうだったかって?もう、出掛けなくてはならないので、明朝、旅先からご報告致します。では、行ってきまぁす。

 

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インドの仏 みちのくの仏像 木喰・円空展

2015-04-21 06:01:37 | Weblog

桜の季節になると心ここにあらずで、最近のブログ記事も桜のことばかり。その間、結構、展覧会にも行っているのだが、記事にしていないものが多い。もう、十件は溜まっていると思う。それらを、一つひとつ、書いていくと、いつ終わるかわからなくなりそうなので、いくつかまとめて、記録にだけ残しておこう思う。その第一弾は、仏像展を三つまとめてという、あらっぽいくくりです。

コルカタ・インド博物館所蔵 /インドの仏 (東博) 3/17~5/17
コルカタとは、旧カルカッタのこと。そこのアジア最古のインド博物館の仏像さんや仏画、経典など90点近くが集合。そのボリュームにびっくり。見応えのある展覧会でした。

次のような章立てで、仏教誕生以前からはじまり、釈迦の誕生から涅槃までの一生、その後の仏教の発展が様々な美術品等で示される。

第1章仏像誕生以前 
第2章 釈迦の生涯
第3章 仏の姿
第4章 さまざまな菩薩と神
第5章 ストゥーパと仏
第6章 密教の世界
第7章 経典の世界

以下に、ちらしの図版で、主要展示物の簡単な説明。

↓図版左上の、菩提樹(カナカムニ仏)の礼拝。釈迦誕生前に悟りを開いたとされる過去七仏がいたそうで、その一人、カナカムニ仏を礼拝する場面なのだが、仏の代わりに菩提樹が。古代、仏陀は表現しないというルールがあったという(第1章)。右上のカサルバナ観音立像。「空中を遊行する」観音さまで、密教において多様化した観音のひとつとのこと(第6章)。右下の仏坐像はガンダーラと並んで仏像が最初に作られたマトゥラーのもの。みずみずしい肉体をもった青年のように仏(第3章)。左下の奉献塔は、ストゥーパ(仏舎利を納めた容器)の流れ(第5章)

↓左上の仏伝出家踰城(しゅっけゆじょう)は、王子として育った太子が、出家をするために城を出ていく場面(第2章)。仏足石(第6章)、摩利支天立像(第6章)、四相図(第2章)。

みちのくの仏像展 (東博)(1/14~4/5)

もう、終わってしまったが、東博の本館特別5室にお集まりいただいた東北6県の仏像さんの迫力にはおどろいた。個性豊かで、どれもこれも素晴らしい。ノミの跡が目立ちつ聖観音菩薩立像(岩手。天台寺)から始まり、曲がったお顔の如来立像、宮城の双林寺から来られた二天立像さんは、東日本大地震では大丈夫だったが、持国天さまは力尽きて、余震で倒れとか。


東北初の国宝という栄誉を担う仏像は福島・勝常寺の薬師如来像及び両脇侍立像。永観地震と今回と二回の大地震を経験された薬師如来坐像は岩手・黒石寺から。欅の木目がうつくしいふくよかなお顔の伝吉祥天立像は岩手・成島毘沙門堂から。そうそう、去年訪ねた、山形の本山慈恩寺からは重文・十二神将立像がずらりと4体。酉神も来て下さったぞもし。そして、〆はお馴染み円空仏が三体と。

円空・木喰展 (そごう美術館) 2/7~3/22

日本全国を巡って、仏像を彫りつづけた円空(1632-1695)と木喰(1718-1810)。お二人が作成した仏像、神像が約250点、横浜に大集合。これまでも、何度か、円空と木喰については、ブログ記事を書いているし、もうひと月も前に終了しているので、簡単ながら、ちらしの写真を載せるだけで、展覧会記事としたい。



お天気が落ち着いたようですね。そして明日からは、絶好の東北桜旅日和!決心せねば

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