南信州のりもの倶楽部♪

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6V、GクランクのエンジンにRクランクを組み込む その4

2008年10月23日 18時16分41秒 | 国産横型エンジン編
やぁ。風邪をおしてでも日記を書き続ける魂のブログ「南信州のりもの倶楽部」へようこそ。
かなり熱っぽいけど頑張って仕事してたら、
こんな季節なのにかなり汗をかきましてね。
たったこれだけでかなり調子良くなりました。


ここ最近はこればかり書いてるクランクの交換ですが、
昨日はステーターやクラッチの分解まで書きましたが、
その後クラッチケース側のドラムストッパーやドラムストッパーアームなんかを、
次回組みやすいよう分別しながら分解していきました。

オイルポンプやステーターの内側に隠れてるカムチェーンテンショナーは、
不必要なら分解しなくてもクランクケースは割る事が出来そうなので外しません。

あとはクランクケースボルト8本を外して、
ゴムハンマーでガンガン叩くと…









ガスケットは剥がれにくいですが何とか割れました。
ちなみに12Vエンジンのクランクケースボルトの本数は7本です。
地味な所が少しづつ変わっていってますねぇ。

で、クランクウェイトの上の物体が分かりますかね?
これもピストンの破片みたいでした。
まぁ、これだけ大きいとオイルに乗って泳ぐって事は無さそうですが、
クランクは交換するにしても、
ミッションなどは再利用するのでギアが欠けてないかチェックする必要がありそうですね。









キックスターターシャフトのスプリングを外し、スピンドルを抜いてから、
ミッションとシフトドラム一式とクランクを抜いた写真。

メインシャフトとカウンターシャフトにはワッシャーが入ってる所があるので、
ここだけ気を付けながらバラバラにならないよう抜いていきます。
クランクは引っ張れば簡単に抜けるので問題ないでしょう。
どうせこのクランクは鉄クズにしかならないので芯がずれても構いませんし。

ここまで分解すればクランクの交換だけで組むのも可能ですが、
見ての通りケース内部は真っ黒なのでまずはこれを洗浄し、
外側は磨くかブラストして、シール類を全交換してから組むようにします。
その前にブリーザーを拡大するか増設して、
オイルクーラー用の取り出し口も作りたいらしいですが。
まだまだやる事は残ってますねぇ。

しかしやってみれば難しそうと思っていたクランクケースの分解も、
意外と簡単だって事が分かりました。
そしてこんな簡単な構造でもエンジンは動いてるんですから、
簡単ゆえにこのエンジンは奥が深いと感じさせられますね。

明日はクランクケースの洗浄と磨きでも書きます。
また見て下さいな。



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コメント (2)
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