南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

ブレーキが綺麗だとバイク全体が締まって見える

2008年10月01日 17時50分57秒 | 一般整備編
やぁ。最近流行のバナナダイエットはどうかと思う「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
論理的に考えれば単純に朝の摂取カロリー量を減らしてるだけじゃん。
もっと自分の頭使って冷静になって考えようよ~。


今日は暇だったけど別にたいした事やってないので、
昨日行ったバンディット250のタイヤ交換のお話でも。

昨日はしばらく借りっぱなしだったバンディットのタイヤ交換を行ったのですが、
タイヤ交換自体は簡単な作業なのでカットします。
問題はここから。

交換作業のついでにハブベアリングやブレーキなどのチェックするのは、
趣味でやってる僕みたいなプライベーターなら常識なんだけど、
ブレーキを見てみたら上の写真のような状態。
パットの残りは風前の灯火のごとく磨り減り、
ピストンはダストで真っ黒。
当然ブレーキを引きずってるような状態でした。
よくここまで放置したねぇ。

ここまで来るとキャリパーのオーバーホールを行いたいのですが、
そんな依頼は受けてないので、
一時的だけどブレーキの引きずりを緩和すべく、
キャリパーの洗浄ともみだしをします。

洗浄と言っても中性洗剤と歯ブラシでキャリパーを丸洗いし、
ピストンの両方が同じタイミングで出てくるように癖をつける、というか
抵抗を取ってあげてタッチの向上を図ろうって魂胆です。
このキャリパーの場合はピンスライド異径2ポットだけど、
ピストンにかかる力は同じはずなので、
ブレーキをかければ同じ量が出てくれないといけないんですね。
このキャリパーはそんな次元ではないですけど。









これが洗浄後。

ピストンを洗っても錆のような物は取れず、
結局1000番ほどのペーパーで一周磨き、
その後シリコングリスを薄く塗り、
ピストンを出しては引っ込めるを繰り返してもみだしを行いました。
ここまでやるとレバーのタッチは別物になるし、
当然ブレーキの引きずりも収まります。

パットの方はワイヤーブラシで磨いて装着しましたが、
ここまで酷いとブレーキフルードも含め交換ですね。
だったらキャリパーのオーバーホールも一緒に行いたいですが。

ハッキリ言うとタイヤ交換の時間より、
キャリパーのメンテナンスの方が時間使ってますが、
どうせキャリパー外すんだからついでにキャリパーも洗ってあげて欲しいです。
ここまで体感出来るメンテもなかなか無いですからね。
僕の友人なんかは「タッチ悪くなったから洗剤とブラシ貸してくれ」と言って、
自分で外して洗い始めるくらいですし。
メンテで制動距離は縮まったりしないけど、バイクなんて趣味の乗り物だし、
せっかく乗るなら気持ち良く乗ってもらいたいですから。

そんな訳でこのバイクもやっと返却出来ますが、
おかげでネタの宝庫が1つ消えて寂しくなった感じ。
次は何しようか考えてたら民家でシャリーの放置車を発見してしまいまして。
激しく買いたいのでそのうち交渉に行ってきます。
また見て下さいな。



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コメント (2)
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