コンプリートエンジンの分解編で今回は2次側クラッチ。
まずクラッチスプリングを固定してるボルトを外していくんだけど、
クラッチが回転しちゃって緩まない場合は、
写真のようにギアに挟み物して固定してやると緩めやすい。
ただギアが欠けないよう気を付けよう。
スプリングを外すとまたロックナットが出できて、
これもオイルフィルターローターを外した特殊工具とインパクトで外す。
ちなみにロックな大きさが違ってて、
オイルフィルターローターの方が大きく、
2次側クラッチの方が小さいから覚えておこう。
クラッチはオイル受けの皿と一緒に外す。
当然装着する時も一緒でないと入らないからね。
これはクラッチの裏側に付いてるワッシャーと、そのロックワッシャー。
これは前にも書いたけど入れ忘れたり正しく装着しないとミッションが回らなくなるから、
外す時に確認しながら外すようにしよう。
シフトドラムストッパーだが、
アームがストッパー裏のプレートに接触して削れた跡があるのがわかるかな？
組む時はシフトレバーも含めて横方向に接触しないよう調整すると、
シフトが驚くほど軽くなったりするから必ず調整する。
それとこの状態でギアチェンジしてみて、
3速から2速飛ばしてニュートラルに入ってしまったり、
ドラムストッパーアームがストッパーの山の頂上で止まってしまうなど、
チェンジが安定しない時はシフトドラムストッパーを国産に交換するとほとんど直る。
どうもストッパーの2ヶ所の穴が少しでもズレてるとシフトが安定しないんだが、
自分のタイガーエンジンはストッパーの交換だけで見事直ったからね。
ストッパーを外すとこのようになってるんだけど、
ドラムに刺さってるピンは外れやすいから失くさないように気を付けよう。
これはニュートラルセンサーを外したところなんだが、
センサーの裏にポッチが付いてて、
そこがシフトドラムの溝に入る構造なんだけど、
センサーの突起は凄く欠けやすいから、
組む時には位置を細かく確認しながら組み付けるようにする。
この部品やニュートラルセンサーの配線は国産使ってリペアが効かないから、
気を付けて壊さないようにしよう。
次はケース割って中身の確認かな。
また見て下さいな。
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