南信州のりもの倶楽部♪

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バイクも農機も結局はメンテナンス次第

2015年04月13日 18時55分32秒 | 農業機械編


今回はエンジンポンプの修理。
春になると毎回やってる気がするけど、
ちゃんとメンテしておけばこんな事にならないんだけどねぇ。

ちなみに今回の患者さんはロビンの2ストロークエンジンに、
キャブはTK気化器製の組み合わせ。
キャブのパーツとしてはTKも何とか売ってはいるが、
ワルボロのキャブの方がメジャーなのか手に入りやすい印象かな。


今回はまたエンジンがかからないって事でキャブをオーバーホールしてみたんだけど、
ジェットを掃除してみたけど全くかからない。

そんな場合はダイヤフラムが怪しいからバラしてみたんだけど…









今まで見た事のないダイヤフラムで、
当然カチカチのパリパリでダイヤフラムの作用をしていないっぽい。

で、近くの綿半とかのホームセンターを回ってはみたが、
このタイプのダイヤフラムは一切売っていなかった。
そんな場合は会社の近くにある「ひまわり」と言う農業用品店でいつものように部品注文したんだけどだ、
ダイヤフラムとガスケットのセットで何と4000円近く。

高ぇよ…

まぁ気をとり直して修理してみたんだけど、
今度はプライミングポンプを使っても燃料が上がってこない。
ただポンプのビニールも古いしリフレッシュだと思い、
また綿半に出向きTK用のポンプを買おうとしたら売っておらず、
でも見た感じはワルボロ製と一緒だったから買って来た。








ポンプを新品にしたらやっと燃料が上がって来てエンジンは復活。
しかしエアクリーナーのスポンジを注文し忘れて、
でもまた注文すると送料もかかって高そうだったから、
今回は嫁が使わなくなったパンストを適当に切って、
スポンジの代わりとしておいた。

本当はちゃんとした部品の方が良いのは分かってるんだが、
無きゃ無いでどうにかなるし。
これでもちゃんとエンジンはかかったから良いのだ。


で、今回何が言いたいかって事だけど、
シーズン最後にはちゃんとキャブのガソリンを抜いてから保管しなさいって事。

このキャブはドレンが無いしコックすら無いんだけど、
タンクのガソリンを全部抜いてエンジンをかけておけばキャブは空っぽになるでしょ。
親父には毎年口酸っぱくして注意してるんだけど、
使いっぱなしにされるから俺が毎年修理しなきゃならんのが腹が立つ。
だいたいダイヤフラムだってちゃんと扱えばかなり長持ちするんだから、
使いっぱなしにしないでメンテしなさいって事だ。

これは他の農機や、バイクや車だって同じ。
当たり前だけどガソリンなんて1年経つと賞味期限ではなくなるから、
しばらく使わないならガソリン抜いておけば後が面倒でないし、
無駄な部品代もかからないから結果安く済むの。

まぁウチの場合は壊した奴のケツを拭くのは全部俺だからダメ。
次からは壊した奴が自分でケツ拭くようにさせないと、
どうせタダで修理してくれるから♪って思われてるようじゃ、
バカにされてるのと変わらん。

キャブの掃除なんて誰でも出来るんだし、
次からは掃除の仕方だけ教えて、
もうこんなアホみたいな修理はしないようにするわ。


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