
この間の日曜日にブローしたエンジンなんだが、
クランクはウッドラフキーがなめてクランクもダメ、
さらに装置していたジェネレーターローターもキー部が開いてしまい使えない。
つまり部品取りにくらいしかならないから、
修理は諦めて新しいエンジンを作る事にした。
ベースは自分用に作っておいたWIN120のコピーエンジンであるLIFAN120。
芯出しや剥離などをして腰下だけ組んであったのだが、
今回はそれに今まで使っていたプライマリキックの腰上を全部移植した、
たぶんこんな構成で組まれたエンジンは無いと思われる新作。
移植していく訳だからエンジンを並べて部品を移していくんだが、
これやってたのはブローした日の夜。
早く作って車体に載せないと29日のツーリングに間に合わないからねぇ。

エンジンの完成したばかりの写真。
LIFAN120のクランクだからピン径は14ミリ。
だからWIN120のピストンの新品を使って、
ヘッドは本来ならビッグバルブヘッドなんだけど、
ロンシン125ccと同じヘッドをあえて使い、
カムはスーパーヘッド+R用S15カムを入れた、
言ってみれば使える部品を無理くり集めて取り急ぎ組んだスペシャル。
こんなエンジン作って遊んでるのは俺くらいなもんだろう。


実はブローした日曜日には完成させて車体に載せてあったりする。
そこから昨日で補機類を全て取り付け完成させ、
今日やっと試運転が出来たレベル。
エンジンの感じだが、今までのフラットピストンから、
WIN120の少し膨らんだピストンに代わったんだが、
バルブリセスもあるから圧縮はほぼ同じくらい。
それとギア比だが、今までのエンジンと全く変わってしまったから、
とりあえずドライブ側を1丁だけ下げてみたら、
今までと同じくらいにはなったけど、
ドライブ側は今までと同じ17丁を使いたから、
ドリブン側で調整してチェーンも交換してみる。

LIFAN120の中には写真のようにオイル取り出し口がケースとカバーにあるものがあるけど、
ここをバイパスさせないとヘッドにオイルが行かずヘッドが焼き付く、
と、同行の仲間であるPINKSさんからタレコミがあったから、
バンジョーボルトとホースフィッティングを使ってバイパスさせてみた。
ちなみにここにオイルクーラーを装着したとしても、
クランクケースからオイルクーラー、オイルクーラーからヘッドとクランク方向と、
順番に循環している訳ではないから、
もしオイルクーラーを付けたとしてもほとんどはクランクとヘッドに行くだけ。
わざわざ抵抗がある方にオイルは流れる訳ないから、
ここはバイパスさせてヘッドからオイルクーラーに回すのが正解。
一応だがエンジンが温まってからホースを触ると、
バイパスとオイルクーラーも熱を持ってるから、
オイルはちゃんとヘッドに流れているっぽい。
そんな訳で本来の姿からスペックダウンさせたようなエンジンだけど、
前にも書いたが高回転を滅多に使わないならこの構成は俺に合っているし、
ツーリングなら低中回転向きで作った方がストレス無く走れてオススメ。
明日はまたツーリング行くけど、
1日走ってギア比を探して、連休までには完成させたいかな。
それと、5日に埼玉県のBREさんの所に、
PIT長さんと2回目の研修に行ってきます♪
色々勉強して自分のエンジン作りにフィードバックしたいし、
ついでに買い物もしてくるつもり。
ホント楽しみだわ。
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